私は申し訳なくなっていた。
お店をちょっと盛り上げるだけのはずだったのに。
がちゃ、と厨房への扉が開けられて、だんなさんが顔を覗かせた。
「外で渋滞が起きてるらしくて、行ってくる。ホール、頼める?」
「わかった」
希絵ちゃんが答えて、だんなさんが扉を閉めて出ていく。
「私も見てきます」
皿洗いを中断して手を洗って拭き、私は店の外へ出た。
どんよりと曇る空の下、コンビニの店長がいらいらとだんなさんにつっかかっているのが見えた。
「あんたんとこのせいで、お客さんがうちに入れないじゃねーか」
「すみません」
だんなさんはぺこぺこと謝っている。
車は国道に沿ってハザードをたいて並んでおり、コンビニの入り口をふさいでいる。
「こんなに……?」
猫パワー、なめていたかもしれない。
おいしい上に猫で癒される、最高の環境だと思ったのに。
みんな癒しを求めすぎ……っていや、今考えないといけないのはそんなことじゃなくて。
店長が私に気づいてにらみつけてくる。
「あんたが余計な入れ知恵したんだろ」
私は顔をひきつらせた。
今となっては否定できない。こんな混乱が発生するなんて思ってもみなかった。
コンビニから制服を着た男性が現れた。
「柿内さん、大丈夫ですか……って、小里江さん!?」
「唐田さん!」
私の顔からさあっと血の気が引いた。確かに彼の担当エリアだけど、まさか出くわすなんて。
「知り合いかよ」
「同僚です。担当エリアは違いますが」
「こいつ、なんども俺の店の営業を妨害してきてたんだぞ!」
「え!?」
「違います!」
私は即座に否定した。が、柿内さんはぎろっと私をにらむ。
お店をちょっと盛り上げるだけのはずだったのに。
がちゃ、と厨房への扉が開けられて、だんなさんが顔を覗かせた。
「外で渋滞が起きてるらしくて、行ってくる。ホール、頼める?」
「わかった」
希絵ちゃんが答えて、だんなさんが扉を閉めて出ていく。
「私も見てきます」
皿洗いを中断して手を洗って拭き、私は店の外へ出た。
どんよりと曇る空の下、コンビニの店長がいらいらとだんなさんにつっかかっているのが見えた。
「あんたんとこのせいで、お客さんがうちに入れないじゃねーか」
「すみません」
だんなさんはぺこぺこと謝っている。
車は国道に沿ってハザードをたいて並んでおり、コンビニの入り口をふさいでいる。
「こんなに……?」
猫パワー、なめていたかもしれない。
おいしい上に猫で癒される、最高の環境だと思ったのに。
みんな癒しを求めすぎ……っていや、今考えないといけないのはそんなことじゃなくて。
店長が私に気づいてにらみつけてくる。
「あんたが余計な入れ知恵したんだろ」
私は顔をひきつらせた。
今となっては否定できない。こんな混乱が発生するなんて思ってもみなかった。
コンビニから制服を着た男性が現れた。
「柿内さん、大丈夫ですか……って、小里江さん!?」
「唐田さん!」
私の顔からさあっと血の気が引いた。確かに彼の担当エリアだけど、まさか出くわすなんて。
「知り合いかよ」
「同僚です。担当エリアは違いますが」
「こいつ、なんども俺の店の営業を妨害してきてたんだぞ!」
「え!?」
「違います!」
私は即座に否定した。が、柿内さんはぎろっと私をにらむ。



