AIに恋する僕と僕に恋するあいつ

「ってかさ、文弥はなんで柊人をGrade4に入れてるん?」
「嫌って訳じゃないし、柊人が居たから面白いし楽しいけど、毎回文弥が守ってさ。」
「存在がばれるなら、入れないで落ち着いて生活させてあげた方がいいんじゃないか?」
「俺もそれはずっと思ってた」

 話が一区切りついたタイミングで類が疑問を呈した。
要斗もそれに同意して。

「でも、僕も気になってた。」
「隣に居ない方が、迷惑も…かけないし」

 自分で発した言葉に自分が気付かされる。
自分が3人に迷惑をかけていることに。

 しかしどんな時でも彼は不安を蹴り飛ばしてくれる。

「嫌だ。柊人が隣に居ないなんて考えられない。」
「迷惑じゃないし、俺が無理。」

 はっきりと自分を貫き、守ってくれる。

「え、それだけ?」
「おん。」

 まぁその反応だろうな。

「マジか。流石文弥だな」
「それ貶してるよな」

 理由があればなんでもいい。そういう精神である、文弥らしい理由ではあった。

「じゃあきっかけは何だったんだ?」
「きっかけ…」