感想ノート

  • すごく好きな雰囲気のお話でした。

    最初からどこか「この二人にはいつか別れが来るんだろうな」という予感があって、それが分かっているからこそ、鏡子ちゃんと綴くんが過ごす何気ない時間がすごく大切なものに感じます。

    特に鏡子ちゃんの「同じ雨は二度と降らない」という考え方が印象に残りました。普通なら気に留めないような雨や風まで「今しかないもの」として覚えておこうとする鏡子ちゃんが不思議でかわいくて、同時に少し切なかったです。

    「今日のこと忘れないでね」と言うところも好きでした。どうして鏡子ちゃんはこんなに「忘れること」を気にしているんだろう、何か理由があるのかな、とすごく気になります。

    タイトルの『最後のフィルムを回すまで』も、読み始める前と読んだ後で少し印象が変わりました。これから二人が何を見て、何を残していくのか知りたいです。

    まだ始まったばかりなのに、いつか来る「最後」を想像してしまって、すでにちょっと苦しいです。

    続きが楽しみです。

    516 2026/08/29 02:14

感想ノートに書き込むためには
会員登録及びログインが必要です。

pagetop