最後のフィルムを回すまで

青春・恋愛

最後のフィルムを回すまで
作品番号
1790183
最終更新
2026/08/29
総文字数
11,653
ページ数
5ページ
ステータス
未完結
いいね数
2
君と過ごしたあの春を、最後のフィルムに焼き付ける
あらすじ
春が嫌いになった。

高校生の山村綴は、誰とも親しくなろうとせず、教室の窓辺から新しいクラスメイトたちを眺めていた。

理由は、彼女との思い出を誰かで上書きしたくないから。

そんな綴が彼女――山科鏡子と出会ったのも、春だった。

クラスで一人だけ桜を眺めていた少女。


少し変わった鏡子に戸惑いながらも、綴は次第に彼女に惹かれていく。

この作品の感想ノート

すごく好きな雰囲気のお話でした。

最初からどこか「この二人にはいつか別れが来るんだろうな」という予感があって、それが分かっているからこそ、鏡子ちゃんと綴くんが過ごす何気ない時間がすごく大切なものに感じます。

特に鏡子ちゃんの「同じ雨は二度と降らない」という考え方が印象に残りました。普通なら気に留めないような雨や風まで「今しかないもの」として覚えておこうとする鏡子ちゃんが不思議でかわいくて、同時に少し切なかったです。

「今日のこと忘れないでね」と言うところも好きでした。どうして鏡子ちゃんはこんなに「忘れること」を気にしているんだろう、何か理由があるのかな、とすごく気になります。

タイトルの『最後のフィルムを回すまで』も、読み始める前と読んだ後で少し印象が変わりました。これから二人が何を見て、何を残していくのか知りたいです。

まだ始まったばかりなのに、いつか来る「最後」を想像してしまって、すでにちょっと苦しいです。

続きが楽しみです。

516さん
2026/08/29 02:14

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