父と見た空の続きへ-17歳、夢と自立のあいだで-のレビュー一覧
平均評価星数
5.0
5.0
投稿者:nekoさん
夢をあきらめないための、もう一つの道
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「奨学金は借金だから借りるべきではない」という言葉を出発点に、進学と将来について考える高校生・彩の成長を描いた作品です。父と約束した天文学者への夢を胸に、母子家庭という現実や研究者への道の厳しさを知り、彩が自分の未来を真剣に考えていく姿が印象的でした。
特に「学びながら、自立する」という言葉との出会いから、気象大学校を自らの進路として選ぶ展開が心に残ります。天文学者になる夢を諦めるのではなく、「空が好き」という父から受け継いだ思いを気象学と防災へつないでいくところに、前向きな力を感じました。
最後に父との思い出であるオリオン座が再び登場する構成も美しく、夢の形は変わっても、学び続ける心は受け継がれていくことを温かく伝える作品でした。
2026/08/25 06:46