ここが最後だったので一度、ホテルでチェックインを済ませる。
「で、なに食べよーかなー」
博多駅が近いので選びたい放題だが、反対にそれが困った。
「ここもラーメン横丁みたいなのあるんだ」
昼間のラーメン餃子が蘇る。
もう今日はあとホテルに帰って寝るだけなのでビールはありだが、同時に彼氏からのメッセージを思い出した。
「相変わらず返信なし、か」
画面を確認し、バッグにしまおうとしたところで着信音が鳴って放り出しそうになったが、慌てて携帯を掴む。
画面には彼氏からメッセージが届いていると通知が来ていた。
【いないってどういうこと?
俺の夕食は?】
はぁーっと私の口から重いため息が落ちていく。
私が遊びに行っているならまだしも、仕事なんですが?
トーク画面を開くことなく、携帯をバッグに突っ込んだ。
既読なんかつけたらなにを言われるのかわからない。
「無視無視ー。
それよりなに食べよー。
せっかくだからもつ鍋とかもいいなー。
てか、もつ鍋、おひとり様でいけるのか?」
そのまま私は今日の晩ごはんを求める旅に出た。
しばらくうろうろしたところですぐ横のビルの地下にひとりもつ鍋屋があると知り、そこに決めた。
店内はカウンター席がほとんどで、本当にひとりで鍋をつつくスタイルになっていた。
数人待っていたので少しだけ待ち、店内へと案内される。
カウンターの角席なのはラッキーだ。
「当店のオススメは味噌味です」
「はーい、ありがとうございます」
店員に返事をしながら荷物ボックスにバッグを入れ、いそいそとメニューを開く。
「なんにしようかなー。
うわっ、特製サワーとかあるんだ!」
メニューはもつ鍋中心で、飲み物も充実していた。
もつ鍋は味噌と醤油、水炊き風があるらしい。
食べ比べてみたいところだが、今日はオススメされた味噌に即決する。
「すみませーん!」
「はーい!」
声をかけるとすぐに店員さんが来る。
「このどんたくセットとトヨミツヒメサワー、お願いします。
あ、味噌味で」
セットがいろいろあって悩んだものの、辛子高菜と特製明太、もつ鍋のセットにした。
酢モツと馬刺しはまだちょっと手を出す勇気がない。
サワーはいかにも福岡なあまおうとトヨミツヒメと悩んで、イチゴのサワー自体はそこまで珍しくないのでイチジクのトヨミツヒメにしてみた。
「トヨミツヒメのサワーでーす」
「おおっ!」
すぐに飲み物が出てくる。
小ぶりなジョッキに半分に切ったイチジクがいくつか浮いていた。
……潰して飲むのか?
てか、凍ってて硬いんですが!
まだ飲んでもないのにおかしくてけらけらと笑いが漏れた。
「お通しの、低温調理の牛タンでーす。
味はついているのでそのままどうぞ」
ジョッキに口をつけかけたところで次が出てきた。
「明太と辛子高菜です」
「もつ鍋です。
作り方を説明します」
そのまま、次々に頼んだ料理が運ばれてきて、最後にもつ鍋の作り方を聞く。
「五分くらい煮る、ね」
IHヒーターにかけられた小さな鍋はくつくつと煮えはじめている。
時間もできたので、ちまちまとお通しから食べた。
スモークチーズ付きの牛タンは薄く、あっという間になくなって味わう暇もない。
……もうちょっと欲しいかも。
しかしまあ、お通しだしね。
「で、なに食べよーかなー」
博多駅が近いので選びたい放題だが、反対にそれが困った。
「ここもラーメン横丁みたいなのあるんだ」
昼間のラーメン餃子が蘇る。
もう今日はあとホテルに帰って寝るだけなのでビールはありだが、同時に彼氏からのメッセージを思い出した。
「相変わらず返信なし、か」
画面を確認し、バッグにしまおうとしたところで着信音が鳴って放り出しそうになったが、慌てて携帯を掴む。
画面には彼氏からメッセージが届いていると通知が来ていた。
【いないってどういうこと?
俺の夕食は?】
はぁーっと私の口から重いため息が落ちていく。
私が遊びに行っているならまだしも、仕事なんですが?
トーク画面を開くことなく、携帯をバッグに突っ込んだ。
既読なんかつけたらなにを言われるのかわからない。
「無視無視ー。
それよりなに食べよー。
せっかくだからもつ鍋とかもいいなー。
てか、もつ鍋、おひとり様でいけるのか?」
そのまま私は今日の晩ごはんを求める旅に出た。
しばらくうろうろしたところですぐ横のビルの地下にひとりもつ鍋屋があると知り、そこに決めた。
店内はカウンター席がほとんどで、本当にひとりで鍋をつつくスタイルになっていた。
数人待っていたので少しだけ待ち、店内へと案内される。
カウンターの角席なのはラッキーだ。
「当店のオススメは味噌味です」
「はーい、ありがとうございます」
店員に返事をしながら荷物ボックスにバッグを入れ、いそいそとメニューを開く。
「なんにしようかなー。
うわっ、特製サワーとかあるんだ!」
メニューはもつ鍋中心で、飲み物も充実していた。
もつ鍋は味噌と醤油、水炊き風があるらしい。
食べ比べてみたいところだが、今日はオススメされた味噌に即決する。
「すみませーん!」
「はーい!」
声をかけるとすぐに店員さんが来る。
「このどんたくセットとトヨミツヒメサワー、お願いします。
あ、味噌味で」
セットがいろいろあって悩んだものの、辛子高菜と特製明太、もつ鍋のセットにした。
酢モツと馬刺しはまだちょっと手を出す勇気がない。
サワーはいかにも福岡なあまおうとトヨミツヒメと悩んで、イチゴのサワー自体はそこまで珍しくないのでイチジクのトヨミツヒメにしてみた。
「トヨミツヒメのサワーでーす」
「おおっ!」
すぐに飲み物が出てくる。
小ぶりなジョッキに半分に切ったイチジクがいくつか浮いていた。
……潰して飲むのか?
てか、凍ってて硬いんですが!
まだ飲んでもないのにおかしくてけらけらと笑いが漏れた。
「お通しの、低温調理の牛タンでーす。
味はついているのでそのままどうぞ」
ジョッキに口をつけかけたところで次が出てきた。
「明太と辛子高菜です」
「もつ鍋です。
作り方を説明します」
そのまま、次々に頼んだ料理が運ばれてきて、最後にもつ鍋の作り方を聞く。
「五分くらい煮る、ね」
IHヒーターにかけられた小さな鍋はくつくつと煮えはじめている。
時間もできたので、ちまちまとお通しから食べた。
スモークチーズ付きの牛タンは薄く、あっという間になくなって味わう暇もない。
……もうちょっと欲しいかも。
しかしまあ、お通しだしね。



