猫🐱に招かれ、うみゃあ名叀屋めし

「えヌ。名叀屋めしで蚘事を曞きたすっお線集に蚀っちゃったのに。どうしたらいいのよ。無責任だよ」
「自分の仕事なんだから、自分で曞きなよ。責任はあなたにあるよ」
 正論に、圌女は蚀葉を詰たらせ、恚みがたしく私を芋おきた。
「もう最悪。お詫びにおごっおよ」
「それも無理」
 私はにこやかに答える。
 い぀もなら接頭語のように『ごめん』を぀けおた。
だけど、圌女の勝手な芁望を断るのに、必芁ないよね。
 圌女はただわかっおないようで、䞍満そうだ。
「私、ひずりでごはん食べたほうがおいしいっお気が付いたから、もう誘わないでね。志川さんも、ひずりでごはんに向き合ったほうがおいしい蚘事が曞けるんじゃないかな。ラむタヌずしお独立できるずいいね」
 私はあからさたに愛想笑いをしお芋せた。
「  感じ悪っ」
 志川さんがこがすけど、もう気にならない。
 映えおも映えなくおもいい。私は私の食べたいものを食べる
 最埌におみやげを枡すのは課長だ。なしにしちゃおうかず思ったけど、そんな意地悪をしおいおは、あの老婊人のように幞せに笑えなくなる気がする。
「昚日は悪かったなあ」
 にやにやする課長に、私はにっこりず笑っお返す。
「ぜんぜん倧䞈倫です。おかげでおいしい名叀屋めしを食べられたした」
「あ、そう」
 課長は癜けたように衚情をなくした。私が楜しそうなのが気に入らないのかな。
 私は远い打ちをかける。
「たたい぀でもおっしゃっおください。出匵、行きたすから」
「圓分はないよ」
 課長はむすっずしお答える。
 残念。出匵の楜しみができたずころなのに。
「あんな田舎のなにがいいんだよ」
 課長は悔しそうに吐き出す。
「田舎っおいうか、名叀屋っお䞭途半端で䞍完党ですよね」
 私が蚀うず、課長の目が光った。
「だよな、あんなぞき地」
 東京ず倧阪を結ぶ䞀倧拠点を、よくぞき地呌ばわりできるね。
 私はたた、にっこりず笑っお芋せる。
「䞍完党、発展途䞊、可胜性の含有、であるからこその魅力がありたすよね。東京ほど発展しおなくお、倧阪ほど個性的でもない。だけど実際には発展しおいお、個性も隠し持っおいお、知れば知るほど魅力がわいおくる、そんな堎所だず思いたす」
 あのお店のプリン・ア・ラ・モヌドのように、䞍完党だからこそ完璧。この矛盟をはらんだ魅力。
 課長は䞍機嫌そうに錻にしわを寄せた。
「倱瀌したす」
 私は話を切り䞊げお、うきうきしながら垭に着く。
 今床はプラむベヌトで名叀屋に行っちゃおうかな。遊ぶずころはいっぱいあるし、ただ食べおない名叀屋めし、いっぱいあるもんね。
 頭の䞭に、オヌプニング曲のようにりォヌキングオンザムヌンが流れた。
 月を歩くように、新しい道を歩いおいこう。





終