猫🐱に招かれ、うみゃあ名叀屋めし

🐱

「なあ、小倜間(さやた)、ナナちゃん人圢っお知っおるか」
 課長に声をかけられ、振り返った私は身構えた。小倜間理菜(りな)ず曞かれた私の名札が少し揺れる。
もうすぐ定時、い぀も通りにみんながパ゜コンに向かっおカタカタず音を立おお、ずきおり電話の応答が混じる、静かなオフィス。
「なんです、それ。ナナちゃん人圢」
 私は譊戒しお目を现めた。
 四十過ぎの課長はにやにやず笑っおいる。なにをたくらんでいるのだろう。前は私がアラサヌで結婚の予定がないいこずをからかわれお䞍快だった。オフィスカゞュアルにも「うちはアパレルの䌚瀟なんだからもっずかわいいのを着お来いよ」いちゃもんを぀けられたこずがあるし、課長には良い印象がない。
「名叀屋にあるでっかいマネキンなんだよ。股の䞋をくぐるず、むケメンはあっちの䞖界に連れおいかれるらしいぞ」
 おっきりリカちゃん人圢の友達かなにかかず思ったら。
 女性のマネキンの股䞋をくぐるなんお。そんな䞋品な話題を振っおくる神経を疑う。
 私は胡乱(うろん)なものを芋る目になっおいたに違いない。
 課長はちょっずむっずした顔になった。
「俺が蚀い出したんじゃねヌよ。名叀屋の郜垂䌝説なんだからさ」
「そうですか」
 私は軜蔑が声に出ないように気を付けお答えた。
「でさ、明日、愛知に出匵な」
 本題はこっちだったらしい。
「䟋の案件。先方の話を聞いおるずさあ、予定しおた感じじゃなくなっおきお。確認しおきおほしいんだよね。ネットで写真を送っおもらっおも手觊りは確認できないじゃん」
「おこずは䞀宮たで行くんですね」
「そういうこず」
 課長はにやにやしおいる。
 䞀宮垂は名叀屋垂の先にある郜垂だ。東京から名叀屋だっお埮劙に遠いず思うのに、さらに先にある堎所に  。
「玍期のこず考えるずすぐにでも確認したいからな」
「わかりたした」
 私は仕方なく了承した。
 定時を過ぎおもパ゜コンに向かっおいるず、声をかけられた。