月城くんの偏食事情。

「何言ってんの!そんな簡単に入るものじゃ…」

「わかってる、お尻の穴をほぐすんでしょ?やり方が書いてる参考書を見たんだ。」

「えっ!?どこで?!」

「緋美の部屋。」

「はっ?!」

「この前、お腹空いてなんとなく緋美の部屋を開けたら、緋美は床で寝てたんだけど、」

緋美は基本床で寝るんだな。
てかお腹空いたらなんとなく緋美の部屋開けるんだ!?
冷蔵庫みたい!

「手元に『参考書』ってカバーのついた本が落ちてたから、何だろうと思って開いて見たら、」

「男の子と男の子が……その……性行為してるイラストがたくさん載ってて…。」

「うわっ!」

BL漫画じゃん!!
真面目なカバーで誤魔化そうとしたの恥ずかし過ぎる!!!
てか何で紙の本買うんだよ!?
せめて電子で読めよ!

「きっとこーくんに『血の飲み方が性的でよくない』って指摘されたから、性的なことを理解するためにあの参考書を手に入れたんだと思う。」

そのカバーと中身はちぐはくだよ!
静夢が天使でつくづく良かったな緋美…!

「そ、そうなんだ。その本に、お尻の穴をほぐすって書いてたんだね。」

「そう。でも本のイラストはところどころ白くなってたり、黒い線が引いてあったりで、細かいところはよくわからなかったんだ。」

「でもマッサージみたいにモミモミしたらほぐれるんじゃないかな?そして、指が3本入るようになったら晴れて繋がれるらしい。」

「いや……ど、どうかな、そんな簡単にいくかな……。何よりそこまでほぐれる前に俺死にそう…。」

「あ、そうそう。ほぐす前のことも描いてた。」

「あの……」

それまで饒舌に『参考書』について語っていた静夢が、顔を真っ赤にして言い淀んだ。

何を聞かされるのか怖くて堪らない…!!

「えっと…………」

「く、口、で……。」


ギィイイイイイイイョオエエエエエエエエエ!!!!


「つまりそれは…フェ…あーーーーーー!!!」

言葉を口に出すのも無理!!!!!

「何で口?って思ったけど、されてる人の気持ち良さそうな顔が頭から離れなくて…。」

「こーくんにしてあげたい。」

「いいよね?」

「そんなの!よくないに決まってる!!無理だよ!!俺は!!無理!!!」

「でも、静夢は……。」

「うん。聞き分けの悪い男だよ。」

「それに、こーくんの、嫌そうじゃないもん。」

静夢は俺の太ももの間にちょこんと正座して、窮屈そうに布を押し上げる俺の股間を、期待と好奇心に満ちた瞳でジッと見つめている。

そこにはこの前『潤滑油だ』と教えてしまった体液が、下着にもパジャマにも、滴り落ちるほどに染み渡っていた。

「潤滑油…どんどん出てるね。僕に入れる準備してくれてるんだね!嬉しい…。」

「いや、準備とかじゃ……!」

俺の戸惑いなどどこ吹く風か、聞かん坊の静夢は俺のパジャマと下着の端を握り締め、一気に下までずらした。
俺の俺自身が勢いよくぶるんと飛び出すと、溢れていた生温かい体液がビチャッと静夢の顔に飛び散った。

「きゃ!」

「静夢!大丈夫??目に入ってない??」

「うん、目には入ってないけど…」

静夢は何かを確かめるように、薄くて紅い唇を、ぐるりぐるりとゆっくり、何度も舐めずっている。

「なんか、味する……。」

「えっ!味が!?」

「どんな??」

「例えられないケド…」

「なんかいやらしい味……!」

言うや否や静夢は、タラタラと涎を垂れ流し続ける俺の局部を、根元からベロリと舐め上げた。


「あっ……!ちょっ……!!!静夢!!」


「う〜〜〜〜〜…!!!!」