月城くんの偏食事情。

アッ、アッ、アッ、アッ…!

扱くたびに、静夢から漏れる吐息が熱くなっていく。

大きな瞳にはみるみる涙が溜まり、
視線まで頼りなく揺れている。
静夢は初めての感覚に戸惑い、押し寄せる快感に必死に抗っているように見えた。

「アッ…こーくん!なんか……出そう……!何かが奥から込み上げてきてるぅ……!」

「大丈夫、静夢。精液だよ。保健体育で習ったでしょ。」

「えっ、もしかして精通、まだないの?」

「えっ?!保健体育?精通??保健も体育もほぼ寝てた!そんなの知らないっ!アッ、アッ!出る!出るってば!!」

「いいんだよ、静夢はイきそうになってるだけ。男の子はイッたら、そこから精液が出るんだよ。」

「精液?!アッ!精液、出ちゃう!!こーくん!こーくん…!アッ、精液ぃ…!出るっ!アアッ……!」

「大丈夫。静夢だけに恥ずかしい思いさせない。静夢、俺のも触って…。俺も出す。」

「ここ握って、上下に扱いて…。」

静夢がおぼつかない手で俺のを扱くと、
そのぎこちなさに興奮し、快感が身体の奥で一気に膨れあがった。

「アッ…ごめ…はやっ…静夢……!イク……!!」

「こーくん、こーくん!!僕も……アッ…!」


ビュッ!
ビュッ……!

──俺たちはお互いの手の中で、果てた……。

「……静夢の、すっごく濃い……。イッたの、初めてだったんだね。精通おめでとう…かな…。」

「……….。」

静夢は俺から顔を背け、俯いてしまった。

「えっ!ごめん!静夢、嫌だった?ごめんね、俺、止まらなくなっちゃって……。」

静夢を宥めるようにそっと後ろから抱きしめ、顔を覗き込んだ瞬間、限界まで涙を溜め込んでいたその瞳から、次々に雫が零れ落ちた。

「ご、ごめん!!そんなに嫌だったの??どうしよう、本当にごめん……。」

「俺、調子に乗っちゃってたよね…マジでごめんね………。」


「ううん、違う……逆……。」

「こーくんにやってもらって、凄く気持ちよかったの…。こんなに興奮したの、初めてで……。射精…も……したことなくて……。頭真っ白になるくらい、よかった…。」

「でも、こーくんが他の人と、こんなことしてたらって考えたら、ものすごく怖くなっちゃった。絶対にして欲しくないし、今まで誰かとやってたらって思うと、胸が苦しくて……。」

「こーくんは初めての時、誰に出してもらったの…?」


「誰にって、自分でだよ。なんとなく自分で擦ってたら、出たよ。中1の3学期かな。俺も最初は、ビックリしたよ。」

「じゃあ、誰かとこういうことしたの、僕が初めて…?」

「もちろん、静夢以外としたことないし、これからもしないよ。俺がピュアッピュアボーイだって、静夢が一番よく知ってるでしょ。」


「緋美ともない??緋美とこっそり、これしてないよね??」

「…ブッ!なんであいつと!絶対にしてないし、今後もやることはないよ!」

「よかったぁ…!こーくん、大好きだよ!!僕だけのこーくんでいてね!!」

静夢は涙で濡れた、ふにゃふにゃの笑顔で俺に抱きついてきた。

可愛い〜嫉妬してたんだ…!
良かった、傷つけてなくて…。


「……こーくんがもし、僕じゃない誰かとこんなことしたら……。」

「僕、その子の血、全〜部吸っちゃう!」

「あははっ!」


ひっ!!
こっっっわ!!!!!