制服に守られている僕達の特権

「私が、私達が言えなくさせてたんだよね。鈴音にだって本当は弱さがあるんだってこと。凄くなんてない、普通の女子高生なだけだってこと」

なんにもできない私より鈴音が凄いことは事実だから。
鈴音が何かをやり遂げるたびに盲信した。

なんでもできる鈴音のそばに居るだけで自分まで凄くなった気でいたのだ。

なんて軽率で愚かな感情だったのだろう。
何もない自分を鈴音のポテンシャルで補うような行為。

いつだって鈴音が助けてくれる、だから私は大丈夫だなんて、そんな気持ちが透けて見えていたのかもしれない。

私は鈴音のために何をしてあげられていたのだろう。
搾取するばかりで何も与えられていなかったのではないか。
それどころか鈴音が弱音を吐きたい気持ちまで奪ってきたのかもしれない。