巻き込まれる僕ら

綺麗な横顔……。

彼は休み時間によく廊下で窓の外を見ている。
俺も、何の用もないのに廊下に出て、窓から見事な紅葉を眺める。

「何見てんの? スズメでもいる?」

背中をポンと叩かれて、驚いて振り向いた。

目黒(めぐろ)瑠偉(るい)?!」
「るいるいー。行くよー」
「うーい」

学年の帝王、目黒瑠偉。
一軍女子三人と目黒軍団と呼ばれる三人で階段を下りていく。

――なんで今話しかけたの?!

一軍こっわ。まだ胸がドキドキしてる。