おれとぼくの恋愛事情

 新聞が発行された週の水曜日。
 何度も新聞を読み返している。
 今にもあの取材の日が蘇ってくるようだ。

【質問】その部活を始めたきっかけは何ですか?

清水 小1の時に友人に誘われてサッカー教室に通い始めました。
最初はルールもわからず、ボールを追いかけるだけだったけれど、やっているうちに、どう動けばいいのか考えるのが面白くなってきて。
小4で選抜に選ばれたんですけど、その時のポジションがミッドフィルダーだったんで、その流れでずっとそのポジションをやってます。

白城 幼い頃から気づくと絵を描いていました。みんなが外遊びをするのに、僕は紙に絵を描いているような子どもだったと思います。絵を描くのが楽しくて、でも一番嬉しいのは自分の描いた絵で誰かが喜んでくれることです。

取材の時は「清水君」だったのが今は「琉生」になった。
あの時初めて知ったことが、今では当たり前になっている。
琉生と過ごす時間が増えてきた証拠なのかもしれない。

―――すると、二人とも小さなころから始めたことを今まで続けてきたということなんですね。意外なところに共通点がありましたね。

清水 やらずにはいられないというか。なんだかんだで練習しないと落ち着かない状態になっている気がする。笑

白城 僕も一緒。毎日何かしらの作品に手は入れてる。やらずにはいられない、その通りだと思う。

【質問】部活を続けていて、一番楽しい瞬間はいつですか?

清水 なんといっても試合に勝った時。
でも、それ以上に嬉しいのは、自分の読みが当たった時かな。
チームに貢献して勝ちを勝ち取った時の喜びは、何ものにも代えられない。

白城 絵が完成した時。
特に頭の中で自分の表現したいものが絵としてできあがったときは嬉しいです。

 琉生の何気ない言葉が、僕の中の何かを刺激する。
 誰かのために動く。
 僕は誰かのために絵を描いたことがあっただろうか。
 表現の壁を越えられない理由は、ここにあるんじゃないだろうか。

―――達成した時の喜びですね。
二人とも活動は全く違うけれど、目指すべきところは一緒なんですね。
意外と絵を描くのも体力がいると聞いたことがあります。
実際、どうでしょうか?

白城 よくご存じですね。笑
体力は絶対に必要ですね。長時間にわたって集中する必要があるので、体力作りは欠かせないです。週に2~3日、毎朝ジョギングしてから学校に向かいます。

―――それは近所を走られるんですか?

白城 はい。もちろんです。

―――白城君のファンもジョギング始めちゃうかもしれませんね。

清水 おい。シャレにならないからやめろよ。
 
―――ははは。確かに。