走馬灯が止まらない!

教官が来て次の授業がはじまった。
落としてしまった、いや、飛来した爆弾がそのまま消え去ればいいのにと思ったけど、そんな都合のいいことは起こらない。

その証拠に隣にマリーちゃん。
さっきから筆談で相談だ!

小学校のとき以来だ、ちょっと楽しい。

意外にもマリーちゃん的には王女様とのコネクションは大歓迎らしくて、喜んでた。
家が伯爵家で自分から話しかけていいものか悩んでたそうだ。
すごい感謝された。その際の殺し文句

『ルナと友達になって良かったわ』

ぬっはーー!友達だよ、友達!!
新しい友達なんて、中学以来だ!
高校のときはボッチだったからね!

わたしも世間に疎いから教えてほしいってお願いしたよ。とりあえずお茶会対策。

マリーちゃんの話によると、レイティシア様はズレてるのか、とかく相手の都合を斟酌しないのだとか。
まあ、王女様だしね、周りが合わせるほうが当然って環境にいたのかも。

そんなわけで、お茶会がいつ設定されてもおかしくないのだとか……

服装は正装なのかな?って聞いたら、

『学院の催しなら正装で構わないけど、王女様の私的なお茶会だから、ドレス必須よ?』

だって!

そんな!ドレスなんて持っているはずが……。
持ってるわ……。何着も……。

でも、コルセットつけてドレス着てお茶会なんて無理だよ……、絶対、お茶吹いちゃう。
王様にお茶吹きかけたらその場で首チョンパだよね……。

わたしの命のために、コルセットは手加減しなきゃ……

あ!自分で着付けらんないわ!!
えぇ……、グラナド家に帰らないといけないのか……

こんな状況しられたら、どんな反応になるんだろうか。あー、考えたくない!!

こんなこと考えてたら、授業なんにも聞いてなかったわ。まあ、国史だし、いいや。

さあ、お昼だ気を入れ替えて、張り切っていくよ!!

あ、レイティシア様がゆっくり、こっちを振り向いて手を振ってるわ……。
こっちにいらっしゃい……って。

走馬灯視界のせいで三途の川っぽい演出だなぁ……

王女さまとのランチ。
もう、これ以上の面倒はごめんこうむりたいのだけど!!

マリーちゃんの手を握って(必死で)、レイティシア様のところへ行くと、お付きの人に囲まれながら、食堂へ向かった。

なに、これ。
連行されてるのかな?
逃げないように?

女性なのにめっちゃ強そうなのよね、お付きの人達。

階段降りる姿、宝塚っぽいよね!!

うん!現実逃避だってことはわかってる!!