走馬灯が止まらない!

うん、こういうさり気ない優しさってモテるポイントだよね!愛妻家に違いない。

御者さんのおかげで、旅の苦痛がだいぶ和らいだ。もうすぐ今日止まる街に着くというところで、穏やかじゃない雰囲気が漂ってきた。

地面が何か荒れている。
もともと舗装されてるわけじゃないけど、一段と酷い。デコボコしてて、馬車で通るには車輪を取られて御者さんが大変そうだ。

変態剣士が馬を駆って先の様子を見に行く。

「何があったのかな?」

そのつぶやきを御者さんがひろう。
「獣の群れ……かもしれんな」

変態剣士が戻ってきて、言った。
「街が魔獣に襲われてる!先に進むのは危険だ」