○廃工場
テレビ、簡素なソファと、大きめの水槽に金魚が四匹入っている。おばちゃんはテレビ前にいて、ルインはソファに座っている。FERAL「フェラル」組織。
一ノ瀬、鬼頭、風見、相馬の詳細がテレビ画面に出されている。
ルイン「どうだ、味わったか?」
おばちゃん「はい、もう血管がぶち切れそうで気持ちよかったです、えぐくて」
ルイン「人間である必要なんてない。感情のまま従え」
ルインは近くの水槽に近づき、手を突っ込んで金魚を掴み、床に投げるとべちゃっとくっついた。おばちゃんは微動だにせず笑っている。
おばちゃん「簡単でしたよ、案外信じるって。相当ぴえんぴえんだったよ」
ルイン「そうか」
おばちゃん「それとしたいことがあって」
ルイン「ああ、我慢しないでいい、フェラルは制限ないからな」
おばちゃん「ふ〜〜もう我慢しな〜〜〜い」
おばちゃんはその場で飛び跳ねている。
床に落ちている金魚は、ペチペチと飛び跳ねている。
× × ×
○(回想)一ノ瀬朔の過去
一ノ瀬の実家は「松の湯」という銭湯を営む。2001年11月12日「松の湯一ノ瀬夫妻殺害事件」。
一ノ瀬由美が番頭の前に陳列しているシャンプーやカミソリを補充していて、一ノ瀬進平は風呂場をデッキブラシで、ゴシゴシ洗っていた。お風呂場には防犯ブザーがプカプカ浮いていた。番頭前に、帽子を深く被ったおばちゃんが目の前に現れる。
由美「あーごめんなさい、まだ開店前で」
おばちゃん「ええ、知ってますよ」
由美「9時からだからもうちょっと待ってくれますか」
おばちゃん「牛乳ある?」
由美「ああ、切らしてまして…」
おばちゃん「ないんだ…」
おばちゃんは目の前にあったカミソリを持ち、由美の首を切った。
ドタンと倒れる音を聞いて進平が番頭にいくと、由美は血に埋まって倒れていた。
進平「お前、何してる…」
デッキブラシを持った進平は攻撃体制に入っていたが、おばちゃんが進平の背後をとって首をきる。進平も倒れ、温泉は血にまみれておばちゃんは松の湯を出て行った。
その後、「松の湯」正面玄関から一ノ瀬萌が来て、血塗れの両親を前に膝から崩れ落ち笑っていた。
○警視庁
警視庁捜査第一課 捜査員たちが集まる会議室。ホワイトボードには事件現場の写真と地図が貼られている。神代が資料を机の上に置く。捜査員たちが資料を見る。
神代「昨夜、11月12日、午前8時40分頃。都内板舟区の銭湯「松の湯」で、一ノ瀬夫妻が死亡しているのが発見された。被害者は一ノ瀬由美34歳、一ノ瀬進平38歳。現場に争った形跡はなし、死因は自殺と見ている。死因はカッターかカミソリの刃物のよう」
刑事A「自殺?目撃者は?」
神代「今のところ目撃者なし、現場付近の防犯カメラがあります」
神代、ホワイトボードに写真を一枚貼り防犯カメラの映像が写し出される。
神代「事件発生時刻後に、一ノ瀬朔が帰ってきています」
刑事A「ああ、それだけか」
神代「いや、そこが、普通じゃないんです」
刑事A「どういうことだ」
神代「一の瀬朔が両親を、操って殺害した、とも取れます」
刑事A「はあああ?何のために」
神代「一ノ瀬朔、事情聴取します」
神代は確認するように、画面に写る11歳の一ノ瀬朔を見る。
テレビ、簡素なソファと、大きめの水槽に金魚が四匹入っている。おばちゃんはテレビ前にいて、ルインはソファに座っている。FERAL「フェラル」組織。
一ノ瀬、鬼頭、風見、相馬の詳細がテレビ画面に出されている。
ルイン「どうだ、味わったか?」
おばちゃん「はい、もう血管がぶち切れそうで気持ちよかったです、えぐくて」
ルイン「人間である必要なんてない。感情のまま従え」
ルインは近くの水槽に近づき、手を突っ込んで金魚を掴み、床に投げるとべちゃっとくっついた。おばちゃんは微動だにせず笑っている。
おばちゃん「簡単でしたよ、案外信じるって。相当ぴえんぴえんだったよ」
ルイン「そうか」
おばちゃん「それとしたいことがあって」
ルイン「ああ、我慢しないでいい、フェラルは制限ないからな」
おばちゃん「ふ〜〜もう我慢しな〜〜〜い」
おばちゃんはその場で飛び跳ねている。
床に落ちている金魚は、ペチペチと飛び跳ねている。
× × ×
○(回想)一ノ瀬朔の過去
一ノ瀬の実家は「松の湯」という銭湯を営む。2001年11月12日「松の湯一ノ瀬夫妻殺害事件」。
一ノ瀬由美が番頭の前に陳列しているシャンプーやカミソリを補充していて、一ノ瀬進平は風呂場をデッキブラシで、ゴシゴシ洗っていた。お風呂場には防犯ブザーがプカプカ浮いていた。番頭前に、帽子を深く被ったおばちゃんが目の前に現れる。
由美「あーごめんなさい、まだ開店前で」
おばちゃん「ええ、知ってますよ」
由美「9時からだからもうちょっと待ってくれますか」
おばちゃん「牛乳ある?」
由美「ああ、切らしてまして…」
おばちゃん「ないんだ…」
おばちゃんは目の前にあったカミソリを持ち、由美の首を切った。
ドタンと倒れる音を聞いて進平が番頭にいくと、由美は血に埋まって倒れていた。
進平「お前、何してる…」
デッキブラシを持った進平は攻撃体制に入っていたが、おばちゃんが進平の背後をとって首をきる。進平も倒れ、温泉は血にまみれておばちゃんは松の湯を出て行った。
その後、「松の湯」正面玄関から一ノ瀬萌が来て、血塗れの両親を前に膝から崩れ落ち笑っていた。
○警視庁
警視庁捜査第一課 捜査員たちが集まる会議室。ホワイトボードには事件現場の写真と地図が貼られている。神代が資料を机の上に置く。捜査員たちが資料を見る。
神代「昨夜、11月12日、午前8時40分頃。都内板舟区の銭湯「松の湯」で、一ノ瀬夫妻が死亡しているのが発見された。被害者は一ノ瀬由美34歳、一ノ瀬進平38歳。現場に争った形跡はなし、死因は自殺と見ている。死因はカッターかカミソリの刃物のよう」
刑事A「自殺?目撃者は?」
神代「今のところ目撃者なし、現場付近の防犯カメラがあります」
神代、ホワイトボードに写真を一枚貼り防犯カメラの映像が写し出される。
神代「事件発生時刻後に、一ノ瀬朔が帰ってきています」
刑事A「ああ、それだけか」
神代「いや、そこが、普通じゃないんです」
刑事A「どういうことだ」
神代「一の瀬朔が両親を、操って殺害した、とも取れます」
刑事A「はあああ?何のために」
神代「一ノ瀬朔、事情聴取します」
神代は確認するように、画面に写る11歳の一ノ瀬朔を見る。


