だから、俺たちは原因を追う

○バッティングセンター
アイスを食べているのは、風見大雅。ベンチには鬼頭と相馬。一ノ瀬は冷静にこの状況を判断していた。

風見「てか、なんか出てきたんだけどたこ」
鬼頭「たこ?なんじゃそら」
相馬「やっぱり、皆のとこにも来た?」

一ノ瀬は確信したように、鬼頭、風見、相馬に聞く。

風見「あのおばちゃんが出てくると、確実に何かが起こる、俺やばいかな」
鬼頭「いや、こっちの職場も血まみれだった。しかも解雇だし」
相馬「俺も、勝手に体が動いてたってゆうか」
鬼頭「操られていたりして?」
風見「それもあるけど、このままじゃ俺たちが、破壊されるって」

一ノ瀬は鬼頭、風見、相馬の前に立つ。
一ノ瀬「逃げよう」
相馬「どこに?」
一ノ瀬「警察が捜査してる。俺の知り合いのとこ用意してあるから、てか早くおばちゃん見つけないと」
相馬「あのおばちゃんなんなんだ」
一ノ瀬「本気で、鬼ごっこするよ」
風見「こっちが追わないとやばいって」
鬼頭「頭おかしくなるって」

一ノ瀬は近くにあったバット掴んで、近くにいるお客さんに投げるが、お客さんにはスレスレで当たらなかった。

客「あっぶねーだろおお」
一ノ瀬「ていうか、みんな分かってる?おかしくなった方が簡単だからね?」
鬼頭、風見、相馬はその様子をみて、真っ直ぐに確信する。
鬼頭「一ノ瀬が狂ってるわ」
風見「うん、早くしよ」
相馬「もう、やるしかない」

一ノ瀬は狂うように笑っていた。風見のアイスは溶けて床を濡らしていた。そこにはえがたかってきた。
鬼頭、風見、相馬は屈伸して、準備運動を始めた。

○松の湯・銭湯
銭湯「松の湯」。表は銭湯に見せかけた情報屋だった。松原玄蔵は元警視庁対策本部で定年前に辞めて、銭湯を営みながら、未解決事件を追っているようだ。銭湯は小汚い、松鬼と言って松ぼっくりが鬼のシンボルマークがどでかく銭湯を占領していた。地域密着型の人気の「松の湯」銭湯だ。
一ノ瀬、鬼頭、風見、相馬はなぜか配属された。

鬼頭、風見は床をデッキブラシでゴシゴシしていて、一ノ瀬と相馬はシャワーやお風呂の熱さを確認していた。

鬼頭「てか、なんだよ、ここ。富士山じゃなくて、松ぼっくりが睨んでくるんだけど」
一ノ瀬「この町の人気物、松鬼だよ。可愛いじゃん」
風見「なんで松ぼっくり」
相馬「銭湯で働くの、俺たち」

玄蔵「ここでは、原因を捜査してもらう。君らも松鬼になってもらわなきゃ」
鬼頭「うわあああああ、びっくしたな、じいさん」

玄蔵さんが、鬼頭の後から現れるとニヤリと笑い、鬼頭のブラシをしっかり受け取る。
玄蔵「もっと、腰入れてゴシゴシせえ」
相馬「どういうことですか」
一ノ瀬「ここは情報屋なんだよ、玄蔵さんは未解決事件を追っている。謎のおばちゃんのことも全部知ってるから頼んだんだ、僕たちも入れてくださいって」
風見「また、勝手に」
相馬「でもみんな無職だしいいんじゃん」
一ノ瀬「それに、銭湯も入れるしね」
玄蔵「ここでは、しっかり情報収集してきてもらうから覚悟しておいて」
一ノ瀬「僕たちが、松鬼だからね」

玄蔵の嫌な笑みが頭にこびり着く。