今日は、越野さんがお休みの日だった。
それに急遽パートで来られている人までお休みされたので、ショップの担当が飯島さんと2人だけになってしまった。
それでも、修学旅行シーズンは終わったし、連休もないので、お土産ラッシュがない分余裕がある。
どちらかというと暇な部類に入るかもしれない。
それで、飯島さんはこの時期にキャンペーンを組んだのだけれど、それもまだ告知期間だから問い合わせも少ない。
比較的のんびりとした午前中を過ごした。
飯島さんの後に休憩をとって戻ってきたところで、飯島さんがめずらしく電話の相手と少し言い争いのようなやり取りをしているのが聞こえた。
「間違えたのはそっちですよね? こちらには日付がしっかりと書かれた発注伝票もありますから。今日は人も少なくて、無理です。どうしてもというなら人手をください……いえ、だから……それはありますよ? ……え? ……ありえないです……わかりました。その代わり、この件は上に報告させていただきます」
飯島さんはガチャンっと受話器を置くと大きなため息をついた。
そして、わたしの席までやって来た。
「環ちゃん、ショップ業務の方はおしまいにして、わたしと一緒に下を手伝って」
「え? それだとここが無人になっちゃいますよ?」
「いいんだって。本社の営業がポカやって、来週って聞いてた納品が今日までだったって。客から商品が来ないって連絡が入って発覚したみたい。7時までに2,000個熨斗付けた商品を納品しなくちゃいけない」
「でも今日って……」
「そ。全然人がいないの。それなのにまわす人員もいないとか言われて。だから路野さんとわたしたちでやることになる。ショップの方に臨時休業のお知らせ掲載してから下に行くから、先に行って準備しててくれる?」
「わかりました」
1Fに下りると、路野さんが箱と熨斗を準備している途中だった。
「ごめんね」
「路野さんが謝ることじゃないですよ。飯島さんに聞きました。営業の人が納期を間違えてこっちに発注かけてたって」
「わたしは着日指定の分だけ発送の準備したら、製造の方を手伝いに行くから、ここをお願いしていい?」
「はい」
どうするのが一番効率的なんだろう?
クリーム色の重ねられた番重と呼ばれるプラスチック製の薄型コンテナに入った大量のお饅頭と、まだ組み立てられてもいない箱、そして熨斗を見ながら考えた。
でもいい案がうかばなかったので、とりあえず箱を組み立てるところから始めた。
それに急遽パートで来られている人までお休みされたので、ショップの担当が飯島さんと2人だけになってしまった。
それでも、修学旅行シーズンは終わったし、連休もないので、お土産ラッシュがない分余裕がある。
どちらかというと暇な部類に入るかもしれない。
それで、飯島さんはこの時期にキャンペーンを組んだのだけれど、それもまだ告知期間だから問い合わせも少ない。
比較的のんびりとした午前中を過ごした。
飯島さんの後に休憩をとって戻ってきたところで、飯島さんがめずらしく電話の相手と少し言い争いのようなやり取りをしているのが聞こえた。
「間違えたのはそっちですよね? こちらには日付がしっかりと書かれた発注伝票もありますから。今日は人も少なくて、無理です。どうしてもというなら人手をください……いえ、だから……それはありますよ? ……え? ……ありえないです……わかりました。その代わり、この件は上に報告させていただきます」
飯島さんはガチャンっと受話器を置くと大きなため息をついた。
そして、わたしの席までやって来た。
「環ちゃん、ショップ業務の方はおしまいにして、わたしと一緒に下を手伝って」
「え? それだとここが無人になっちゃいますよ?」
「いいんだって。本社の営業がポカやって、来週って聞いてた納品が今日までだったって。客から商品が来ないって連絡が入って発覚したみたい。7時までに2,000個熨斗付けた商品を納品しなくちゃいけない」
「でも今日って……」
「そ。全然人がいないの。それなのにまわす人員もいないとか言われて。だから路野さんとわたしたちでやることになる。ショップの方に臨時休業のお知らせ掲載してから下に行くから、先に行って準備しててくれる?」
「わかりました」
1Fに下りると、路野さんが箱と熨斗を準備している途中だった。
「ごめんね」
「路野さんが謝ることじゃないですよ。飯島さんに聞きました。営業の人が納期を間違えてこっちに発注かけてたって」
「わたしは着日指定の分だけ発送の準備したら、製造の方を手伝いに行くから、ここをお願いしていい?」
「はい」
どうするのが一番効率的なんだろう?
クリーム色の重ねられた番重と呼ばれるプラスチック製の薄型コンテナに入った大量のお饅頭と、まだ組み立てられてもいない箱、そして熨斗を見ながら考えた。
でもいい案がうかばなかったので、とりあえず箱を組み立てるところから始めた。



