連帯保証人になっていない限り、子供に親の負債を支払う義務はない。
でも、父がお金を借りた相手の中には、怖い人と繋がっているいう噂のところがあって、実際、「法律がどうであろうとそんなことは関係ない」「遺産放棄をしても返すものはきっちり返してもらう」と脅された。
「お嬢ちゃんなら手っ取り早く借金返す方法があるから」と付きまとわれた。
住んでいた家と土地は、事件のせいで相場より随分安いものになっていたけれど、それを売却して、違法な闇金からの借金だけはなんとか返済した。
卒業まであと数ヶ月だったけど、もう高校なんてどうでも良かった。
進学とかそういうのも考えられなかった。
でも、祖母が反対した。
高校を最後まで通うように言われた。
奨学金の申請が通っていたことと、推薦で短大への合格も決まっていたことをあげ、絶対に進学しろと、譲らなかった。
「どうやったって、今は学歴社会なんだから、行った方がいい。環の人生に、きっと役に立つ」
わたしの人生?
何もかも失ってしまったのに?
高校では、まるで空気になったみたいに、誰も話しかけてこなくなったし、わたしも話かけたりしなかった。
違う。
空気は必要だけど、わたしは必要とされなかった。
聞こえるように発せられる悪口と、あからさまな態度。
それらを見て見ぬフリする担任。
ずっと仲が良かった友達は気にしてくれているのがわかった。
でも、わたしと一緒にいると、その友達までもが非難の対象になってしまうから、わたしの方から離れた。
それでも学校に通い続けたのは、毎朝、祖母がお弁当を作ってくれて、「いってらっしゃい」って、言ったから。
でも、父がお金を借りた相手の中には、怖い人と繋がっているいう噂のところがあって、実際、「法律がどうであろうとそんなことは関係ない」「遺産放棄をしても返すものはきっちり返してもらう」と脅された。
「お嬢ちゃんなら手っ取り早く借金返す方法があるから」と付きまとわれた。
住んでいた家と土地は、事件のせいで相場より随分安いものになっていたけれど、それを売却して、違法な闇金からの借金だけはなんとか返済した。
卒業まであと数ヶ月だったけど、もう高校なんてどうでも良かった。
進学とかそういうのも考えられなかった。
でも、祖母が反対した。
高校を最後まで通うように言われた。
奨学金の申請が通っていたことと、推薦で短大への合格も決まっていたことをあげ、絶対に進学しろと、譲らなかった。
「どうやったって、今は学歴社会なんだから、行った方がいい。環の人生に、きっと役に立つ」
わたしの人生?
何もかも失ってしまったのに?
高校では、まるで空気になったみたいに、誰も話しかけてこなくなったし、わたしも話かけたりしなかった。
違う。
空気は必要だけど、わたしは必要とされなかった。
聞こえるように発せられる悪口と、あからさまな態度。
それらを見て見ぬフリする担任。
ずっと仲が良かった友達は気にしてくれているのがわかった。
でも、わたしと一緒にいると、その友達までもが非難の対象になってしまうから、わたしの方から離れた。
それでも学校に通い続けたのは、毎朝、祖母がお弁当を作ってくれて、「いってらっしゃい」って、言ったから。



