大和さんとお昼に出かけて、会社に戻ってくると、飯島さんはやけにニコニコしていて、越野さんも何か言いたそうな顔で見てきた。
だから「下を手伝ってきます!」と言って、逃げるように1Fへ下りた。
1Fでは、発送する商品の準備も追いついていなかったので、ピッキングリストを見ながら詰め合わせの商品を箱に詰め、内容を確認してもらった後、包装して段ボールに入れていく作業をひたすら行った。
2個入りの箱に50個分の熨斗をつける作業に時間がかかってしまい、全てが終わったのは、定時を少し回ったくらいだった。
2Fに上がると、残っているのは飯島さんだけになっていた。
「お疲れ様。終わった?」
「今日発送分は終わりました。でも、明日も修学旅行のバスが来るって聞いたから、また下を手伝っていいですか?」
「うん。こっちは大丈夫だから手伝ってあげて」
「飯島さんはまだ帰らないんですか?」
「次にオンラインショップでやるキャンペーンの中身をもう少し詰めておきたいから」
「何か、お手伝いできることがあったら言ってください」
「いーの、いーの。わたしのことは気にしないで帰っちゃって」
「いいんですか?」
「大丈夫。好きでやってるやつだから。ほら、早く」
そう言われて、デスクの引き出しから私物を取って、PCの電源が落ちていることを確認した。
「お先に失礼します」
飯島さんに声をかけて、後ろを通り過ぎようとしたところで制服のベストの端を引っ張られた。
「環ちゃん、あいつ、大和ね、何考えてるのかわかんないとこあるけど、根はいいやつだから」
「あ……」
「何?」
「いえ、お先に失礼します」
「うん。気をつけてね」
飯島さんに言ってしまいたくなる。
でも、約束したから言えない。
だから「下を手伝ってきます!」と言って、逃げるように1Fへ下りた。
1Fでは、発送する商品の準備も追いついていなかったので、ピッキングリストを見ながら詰め合わせの商品を箱に詰め、内容を確認してもらった後、包装して段ボールに入れていく作業をひたすら行った。
2個入りの箱に50個分の熨斗をつける作業に時間がかかってしまい、全てが終わったのは、定時を少し回ったくらいだった。
2Fに上がると、残っているのは飯島さんだけになっていた。
「お疲れ様。終わった?」
「今日発送分は終わりました。でも、明日も修学旅行のバスが来るって聞いたから、また下を手伝っていいですか?」
「うん。こっちは大丈夫だから手伝ってあげて」
「飯島さんはまだ帰らないんですか?」
「次にオンラインショップでやるキャンペーンの中身をもう少し詰めておきたいから」
「何か、お手伝いできることがあったら言ってください」
「いーの、いーの。わたしのことは気にしないで帰っちゃって」
「いいんですか?」
「大丈夫。好きでやってるやつだから。ほら、早く」
そう言われて、デスクの引き出しから私物を取って、PCの電源が落ちていることを確認した。
「お先に失礼します」
飯島さんに声をかけて、後ろを通り過ぎようとしたところで制服のベストの端を引っ張られた。
「環ちゃん、あいつ、大和ね、何考えてるのかわかんないとこあるけど、根はいいやつだから」
「あ……」
「何?」
「いえ、お先に失礼します」
「うん。気をつけてね」
飯島さんに言ってしまいたくなる。
でも、約束したから言えない。



