冬が終わって、春から夏に変わろうとしてる頃、
俺は家を出た。
バイトでためた金で、部屋はギリ借りられたが、けっこう金はなくなっちって、ひとり暮らしと同時に、バイトをフルタイムへシフトした。
正夢は、俺の部屋に泊り込んだりしてるうちに、いつの間にか、自分でも部屋を借りて、ひとり暮らしを始めてた。
お互いの部屋を行ったり来たりして、夜中までしゃべって、騒いで、楽しくてしょうがなかった。
誰からも干渉されないってことが、とにかく楽しくて、浮かれてて――そんな毎日を続けてた、ある日――
正夢と徹夜で遊び回って、自分の部屋へ帰るはずが、途中の道端でへたり込んで立てなくなった。
ここんところのハメはずしすぎな毎日が、たたったらしかった。
なんか一度座ったら、睡魔と吐き気とダルさとで、立ち上がる気力もなくて。
俺は、電柱にもたれかかったまま、動くこともできなかった。
マズイ、どうしようって頭では思いながらも、体がまったく言うこときかねぇ。
電柱の下にずるずると座り込んで、ぼんやりと目の前を歩くひとたちを見てた。
誰も、助けてくれねぇし。ってか、助けたくもねぇか。
関わるのなんて、めんどくさいだけだし。
俺も、もしこんなヤツ見かけても、素通りするだけだろうし。
……けど、なんかすげぇ寒いんだけど。
今って夏なのに、なんかゾクゾクするし……さみぃ。
ちょっと、やっぱり……誰か、助けて……。
俺は家を出た。
バイトでためた金で、部屋はギリ借りられたが、けっこう金はなくなっちって、ひとり暮らしと同時に、バイトをフルタイムへシフトした。
正夢は、俺の部屋に泊り込んだりしてるうちに、いつの間にか、自分でも部屋を借りて、ひとり暮らしを始めてた。
お互いの部屋を行ったり来たりして、夜中までしゃべって、騒いで、楽しくてしょうがなかった。
誰からも干渉されないってことが、とにかく楽しくて、浮かれてて――そんな毎日を続けてた、ある日――
正夢と徹夜で遊び回って、自分の部屋へ帰るはずが、途中の道端でへたり込んで立てなくなった。
ここんところのハメはずしすぎな毎日が、たたったらしかった。
なんか一度座ったら、睡魔と吐き気とダルさとで、立ち上がる気力もなくて。
俺は、電柱にもたれかかったまま、動くこともできなかった。
マズイ、どうしようって頭では思いながらも、体がまったく言うこときかねぇ。
電柱の下にずるずると座り込んで、ぼんやりと目の前を歩くひとたちを見てた。
誰も、助けてくれねぇし。ってか、助けたくもねぇか。
関わるのなんて、めんどくさいだけだし。
俺も、もしこんなヤツ見かけても、素通りするだけだろうし。
……けど、なんかすげぇ寒いんだけど。
今って夏なのに、なんかゾクゾクするし……さみぃ。
ちょっと、やっぱり……誰か、助けて……。

