ヒーローにならなきゃ駄目なんだ!


「「「バァッ―――ン!」」」「「「頼もう!」」」―――し―――ん…―――

「マリエ姉さん道場破りじゃ無いんですよ」「えっ?違うの?」「違うのか?俺もそのつもりだった」「扉を壊して…怒られますよ」(((ざわざわざわ)))僕の姉兄達は…『はぁー』

そう僕達はマリエ16才 カイト15才 エド14才 アリア13才…そして僕 セイ・ギシン12才になった。

「ハハやっと来れたよ!パパが冒険者になる迄来ちゃ駄目だって言うからさ!…パパは何処だ⁉」「冒険者登録をお願いします」「冒険者登録ですね此方にみなさん記入お願いします」「はーい」「みなさんパーティーは」「この5人よ」「でわ 此方にパーティー名と代表者の名前を書いて下さいね」「…はい セイちゃん」「…?」「セイが代表者だろ」「僕ですか?」「あたりまえ」「そうそう」「パーティー名はどうするんですか?」「シャキーンレンジャー!」「うんうん」「そうそう」「あたりまえ」良いのか?冒険者パーティー名にその名前で…。

「マスターどうしたんですか?」さっきから…今日は朝からそわそわと…「「「バァッ―――ン!」」」「「「頼もう!」」」「来た…」「なんでしょうね騒がしい、マスター私見て来ますね」「あっ待ちたまえ…えーっと…マ、マスターは不在って事で…。」「はい?…わかりました。」

「「「なんですか!騒がしい…誰ですか!!扉を壊したのわ!!!」」」ハハッ怖そうなお姉さんが降りて来たよ…「ハハすみません」「セイちゃん謝る事なんかないわ 簡単に壊れる扉が悪いのよ!」いやいやマリエ姉さんが壊したんですよ まるで僕が壊したみたいじゃ無いですか…

「なんですって!あなたたちは誰なんです!此処は冒険者ギルドですよ!」「私達の事!」ガミガミガミ!ガヤガヤガヤ!ガミガミガミ!ガヤガヤガヤ!「いいぞう―!やれやれ―!」
(わーわーがやがや わーわーがやがやがや)
「すみません登録はすみましたか?」「あっはい 此方がみなさんのカードです。最初はFランクから始まり経験実績を踏まえてSランクまであります。一応その上もあるのですが…」「そうなんですね ありがとうございました」「マリエ姉さん登録も済んだし」「セイちゃん待って…此処で1番強い冒険者は誰⁈」(((ざわざわざわ)))「おい、あの子達は…」

「マスターよ!なんなのあなた達は!」「じゃあ決闘を申し込むわ!」―――し―――ん…―――「決闘って!」「正式な決闘なら良いって聞いたわ それでランクも上がるって」「そうですけど…マスターは不在です!」パパ逃げたわね…。

「ひゃっはー!姉ちゃん威勢が良いなぁ」(ざわざわざわ)「おいあれ昨日帝都から来たAランクパーティー星屑のスレイヤーだろ!」(ざわざわざわ)星屑と言うより世紀末のスレイヤーだよ!「俺たちが冒険者ってものを教えてやるよ!ひゃっはー!」(ざわざわざわ大丈夫か随分とガラが悪そうだぞ⁉)(ざわざわざわ可哀そうに登録早々姉ちゃんたち)(ざわざわざわ ちげーよ!星屑のスレイヤーの…)

※※※※
【ギルド闘技場】

(((ざわざわざわ)))ギルドには闘技場もあるのか?「ひゃっはー!俺様、 剣撃の流星ロッシ様が相手してやる光栄に思えよ!ひゃっはー!」「ハハ流星だって…さあセイちゃん軽くやっつけちゃって!ひゃっはー!」…僕がやるんですか⁉姉さん口癖移ってますよ!…はぁ…

「おいおい模擬刀背負った坊主 ひとりでか?皆んな纏めて相手してやるぞ」「あんたなんかセイちゃんが出るまでも無いんだけど セイちゃんの凄さを知らしめるのに丁度良いわ!ひゃっはー!」マリエ姉さん、ひゃっはーがお気に入りの御様子で…雑魚キャラのセリフだけどね。

「あのう流星のロッシさん」「どうしたビビったか?ひゃっはー!」「ロッシさんの剣は良く切れるんですよね」「ひゃっはー! 流星の名に恥じぬ鋼鉄で出来てるからな」「僕が勝ったら貰っても良いですか?」「ひゃっはー! やるぞ 坊主俺に勝つつもりか」「ハハッ此れだから新人わハハッハ…」「それでは…初め!」

坊主悪いな当てやしないから俺の秘技を見て腰を抜かせ!「ひゃっはー!秘技流星の」『LIFE LINE!』

はあ…12才になったものの僕は非力のままなんだよな、剣闘士って言うんだからキックやパンチもいずれは出来るようにならなくては…『10…9…』「ひゃっはーさんには悪いけど…」僕はひゃっはーさんの頭を模擬刀でタコ殴りにした『6…5…』あっ剣も もう貰っておこ…足も殴っておいた方が良いかな『3…2…』ひゃっはーさんの後ろの位置でお決まりの抜刀ポーズ!『ゼロ』スカッ!…「「「痛ってー!」」」

―――静寂―――。

※※※※
【ギシン家】

「「「ボッコン!―ドン!」」」

「やったー!セイちゃん――!」『うがっ!』「うーん我が姉は凄い!」「うんうん」「そうそう」

「マリエちゃん凄いわ!」「凄いですけど母上は父上の心配をなさって下さい」「あら嬉しそうな顔で気絶しているだけよ」ハハッ…その日を境に姉マリエの相手は兄カイトが務めるようになった…兄…頑張れ!マジで!

姉マリエが父上を蹴り飛ばしてから3年 僕たちは今…静寂の闘技場にいる…ひとりはしゃいでいるが「セイちゃ――ん!」『うがっ!』「凄い!凄い!」「我が弟が一番だ」「うんうん」「セイちゃん最強―!」

【今日の正義】
絡んできた世紀末のスレイヤー基、星屑のスレイヤーひゃっはーさんの相手をしてあげた。
ひゃっはーさん大丈夫だろうか?まあマリエ姉さんが相手するよりは良いか?
剣も貰えたし。まあーいっか!