ヒーローにならなきゃ駄目なんだ!

『ブッシュー!シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、ポー!』『うわー!』『セイも大きくなったら機関車の運転手になるか』『うーん、僕は…正義のみかたシャキーンレンジャー!』『ははっそうっだったな!』
「チュンチュン…チュンチュン」
    …
  …

「うがっ…熱い…わ!」「セイちゃ〜ん…」「ニャ…ブルブルブル…ニャ!」

「チュンチュン…チュンチュン」
「コンコン失礼します。」「おはようドレシー」「おはようございます」「陛下のご様子は?」「朝から温泉に入って食堂に並んでいたわよ」「並んでたの、ひとりで?」「ふふっエメアナやひゃっはー達とね」なにその笑い、「ひゃっはーたら『ひゃはー』とデレデレしてたわ」女王陛下と知らないのかな?惚れやすく鈍い男だ…好きになるのは自由だけどね。「御付きの方はおんなじフロアーに住んでるんだっけ?」「ええ、そのフロワーは陛下達だけね」「じゃあ一応階段には近衛兵をおいて貰って」―――。

「アリア姉さん何をしてるんですか?」使わなくなったボイラーで「セイちゃん、蒸気のチカラ、凄い」「そうですね」「でも足りない」なにがかな?「チカラ足りない」「薪ではそうですね、石炭なら…」「石炭」「ええ黒い石みたいなやつですね」(とことことこ)どちらへ?(とことことこ)「ふぉ」「そうそう此れですね、どこから?」「掘った時出た」「おう、また何かやってんのか」ジーク「これは見た事あるな」「どこでですか?」「鉱山の街カラミだな金や鉄を取ってるんだが、掘れる大半が此れで山の様に積みあがっていたぞ」「利用してないいんですか?」「なにかに使えるのか?」ははっ
其の後、帝国ウエスでは鉄鋼が盛んになっていった。
僕は一枚の絵をアリア姉さんに渡した、「こんなのが出来たら人の移動も荷物の移動も早く楽になると思うんです」「ふぉ」

※※※※

(ブッシュー!シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、)「ポー!シャキーン!シャキーン!(ポーズ!)」ベルンジュニア「アリア姉さんこれは!」「蒸気機関車ミニ」そうですか、遊園地みたいで良いかも。「弟思いの良いお兄ちゃんですねぇジュニア」ははっ「ヨナさん、此れの大きいのを造って、帝都とジャスティスの間を走りらせればと考えています。」「なにかメリットが(シュッ、シュッ、)「ポー!」」「ひとと荷物が大量に半日も掛からず運べます。」―――静寂―――「ポー!シャキーン!(ポーズ!)」

アリア姉さんの進化は止まらなかった、馬車にスプリング車輪にゴム、長距離ライフルに大砲と次々に応用していった。当然会議になった。

「ホント凄いわ、スプリングにゴム、でもあなたにしか作れない物ばかりね、情報提供はして貰えるかしら?」「いいよ」「ライフルに大砲は実際に見てみたいわね、よろしいかしら?」「ふむぅ…」そうですよねアリア姉さんあれは危険ですから「いいよ、夜」いいんかいっ!

夜、裏庭にて「いくよ」「ドンッ!ひゅー!…ドッカ―ン!…パラパラパラ」わー!綺麗!花火やんけ!

再び会議、「綺麗だったわね」「花火、セイちゃんに教えてもらった」「あらそうなのね」ははっ。「しかしあれは…機密扱いにします。口外禁止で」「うぅ、花火」「機密だけどあの大砲は城壁に配備したいわね、幾つか造っては貰えないかしら?勿論お金は払うわ」「セイちゃんが良ければ」そうだね、備えておくに越したことは無いから「良いんじゃないですか」「じゃあ決まりね」この世界の事は未知数だ、ここが地球なのは確かとして…「ヨナさんウエスは海がありましたよね?」「あるわよ、漁村と砂しかないけど」砂浜なのか「そこに騎士団とかは?」「いないけど?」「この世界は未知数です、いつか大砲の様な物を携えて、襲ってくる者が居るかもしれません。」「それはある意味魔物より恐ろしいな」解ってる男だねジーク「海は常に監視しておいた方が良いかと」「そうね、そうするわ、アリアちゃんにはボディーガードが必要ね」「ボディーガード?」「あなたを常に守る人ね」「大丈夫」「いつあなたの事を知り襲ってくる不届き物が現れるかもしれないわ」「ふぁぅ」相手は消し炭になるだろうけど「じゃあ、ギンジ」「ギンジっていう人は強いのかしら?」「あはっははは、ワイルドベアを倒す位にわな」「まあそれは凄いわね」「でも、アリアの方が強いぜ」「…。そうだったわねシャキーンレンジャー!だったわ」

無垢の天才は時として、恐ろしい兵器を生み出すのだと思い知った夜だった。『えへへ』

※※※※

「キャシーン!」「おい、どこえ行く」「ひゃはー、ヨナさんの所に」「この先は女王陛下のお住まいだ」「ひゃはー」―――。

「ギンジ、ひっく、俺は王様になる、ひっく」「ああ、なれると良いな」「おう!そろそろ店じまいだ」「ひっく」

【今日の正義】
ガイ・ベルンジュニア・エビルデが喜んでいた。((ブッシュー!シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、))『ポー!シャキーン!シャキーン!(ポーズ!)』