ヒーローにならなきゃ駄目なんだ!

「セイ!わたしに会いたくなったらいつでも来い!待ってるからな!待ってるから、待ってるからな―――っ!」はぁ~、ルピアナを送り出した僕は商店街に。

「マスター今日はおひとりですかい、ひゃっはー!」「おはよう!ひゃっはー」朝から元気だな昨夜はべろんべろんだったのに。「僕も掃除をするよ」「掃除は我々にお任せ頂ければ」「僕もジャスティスを護りたいからね」「そうですか、ほうきをお持ちしろ、ひゃっはー!」「只今、ひゃっはー」(サッサッサッサッ)「おう、今日はセイも一緒か、昨夜の残りだ!食ってけ」「おはよう!おっちゃん、ありがとう」この串焼きが僕の正義の味だ!「美味しいね、ひゃっはー」「へい、たまりませんぜー」

「マリエ姉さんとの訓練はどう?」「いつも生死を彷徨っていますぜ、ひゃは~。しかし、アリアさんとリュビアさんのヒールは凄いですね、元通り、いやそれ以上に元気になります、其の度に生死を彷徨んですがね、ひゃは~」そうだよね、!「昨日あげたローブを羽織って訓練すると良いよ」

「「「おりゃ!ドッド!」「「「おりゃ!おりゃ!おりゃ!」おっ!此れは凄い!ひゃっはー!「姉御!いつまでもやられっ放しの…ガハッ!」「「「ズドドーン!ーッーッーン!」」」顔面に足がめり込んだよね、生きてるよね。僕はマスター室から見て見ぬ振りをするのであった。

「チリン!チリン!、チリン!チリン!」廊下から鈴の音?
「チリン!チリン!、チリン!チリン!」どうしたんですかその自転車!「創った」「乗りこなしているじゃないですか!」「セイちゃんを見て学んだ」天才だ!「自転車って言うんだ」あっ!「動き出すと足をはなし…」「ホントだ」一を聞き十を知る、恐るべし天才は姉アリアだった。

「コンコンどうぞ」「アリア姉さんこの時間ひとりで珍しいですね」「今、お茶を淹れますね」「リュビアはどうしたんですか?」「闘技場で弟子たちにヒールを教えてる、実施訓練」ははっ。
「美味しいですね」「うん、足りない」「砂糖ですか?」「うん、砂糖も」も…?「素材が足りない」「ドレシーさんに言えば手配してくれますよ」「自分で採りに行く森に」「森ですか、では僕も行きましょう」「うーうんセイちゃんは忙しい」めちゃめちゃ暇ですよ朝から掃除の邪魔に行くぐらいに「人手が必要」「やっぱり僕が行きます」「セイちゃんは忙しい」うーん、アリア姉さんひとりでは心配だし…「破滅の鎌に行ってもらいましょう」「うん」破滅の鎌と言ったものの心もとないな「アリア姉さん森には猫丸に乗って行ったらどうです」「うん、それが良い」猫丸頼んだよ!「にゃ!」

大きなリヤカーを引いて行ったよ、猫丸がついてるが…、やっぱ後ろからついてくかな「コンコン、マスター!」「どうしました?」「自転車を売ってほしいとギルドへ人が殺到してるそうです」研究チームが街中を乗り回してるからな「ギルマスが直ぐに来いと!」はぁ~。此れから忙しくなるのか…。

「おー!お前ら行くぞ!」「おー!」魔物の森か来るのは初めてだが、聞けばダンジョンの下層と変わらないとか、そんなもんが街の近くにあるなんて「止まれ!お前らは何処へ行くつもりだ、この門の先は魔物の森だぞ」「手前」「…?」「魔物の森の手前」「手前か…門兵!その方はシャキーンレンジャー!だ、通せ!」「はっ!シャキーンレンジャー!の方とは知らず失礼しました!橋を降ろせ!」(ジャラジャラジャラ、ガタン!)「…」「行く」「あっはい」―――――――――。

ここが魔物の森…不気味だぜ「この辺で良い」アリアさん此処が魔物の森ですか「違う此処は普通の森」「そうですか」「おい!おまえらアリアさんの指示に従え」「もちろんです」「此れ全部」「此の蔓ですかい」「此れ」「此れ」「此れ」―――――――――、「リーダーもう積みきれませんぜ」「アリアさんそろそろ…」(がさっ…)「ぴくっ!ニャー!」「ガオー!」「あぶねー!」「「ドンッ」」「グハッ!」「猫丸」「にゃ!」(シュッ!)(グサッ!)「「グルルル…。」(ドサッ)「リーダー!」「ヒール」「お、おうアリアさんご無事ですか?」「うん」「怪我は?」「だ、大丈夫。」

はぁ~もう夕方か、みんなを納得させるのに時間が掛かってしまった。人の欲望は凄まじい…

(((がやがやがやがや)))
「どうして買えないんだ!」「売り物では無いからです」「金なら出す!」
(((がやがやがやがや)))
「幾らだ!言ってみろ!」「3億ゼニーです。」「…。」
(((がやがやがやがや)))
「なんでそんなに、端から売るつもりがないからだろう!」「「「カッチーン!」」」
(((がやがやがやがや)))
「あれは言わば魔道具の新品、使えない魔道具でも何人もの冒険者が命がけで手に入れるんです。ご存じ無いんですか?あなたの命は幾らですか!
―――。「ざわざわざわざわ」「チッ!小僧が生意気に」「現状、王族以外が魔道具を所有する事は禁止されています。未だ謎が多いいからです。嘘だけどね。
「ざわざわざわざわ」
「お前だって、王族じゃ無いだろう!」「はい、違います。ですが王族印クラン・シャキーンレンジャー!のマスターです。3億ゼニー出すと言うなら、僕が責任を持って女王陛下と交渉しましょう。格安ですよ」「生意気な!」飛び掛かって来たよ!『LIFE LINE!』僕は服も髪も偉そうな髭も全部切り落とし、ついでにおっさんの足元には箱を置いといた。『ゼロ』「ガタガタガタ―ン!」「きゃー!変態!」「パチンッ!」刀を首筋に「冒険者の事も王家紋章の意味も分かって無いようですね」「ひいっ」失神してしまった。
おっさんは騎士団にとらえて貰って身元を確認するように言った。この街で僕の事を知らない訳がない!…ないよね?

女王陛下に100台、献上してそこから模造品が出回れば…などと考えている間にクランに辿り着いていた。「アリア姉さん!アリア姉さんも今お帰りですか」「うん」「それにしても沢山積んできましたね」「…此れはワイルドベア!」僕は巨鎌のギンジを見た、(ぶんっぶんっぶんっ)手を振って否定してるのかな?「誰が狩ったんですか?」「わたし、猫丸にのってぴょーんで杖で突いた」突いたって、目から頭部まで貫通してるじゃないですか!「ファイアーだと素材が駄目になる」そうですか。

アリア姉さんの話だと、魔物の森の手前でワイルドベアに襲われたと…。此れはのんびりして居れないかも知れない。
「アリア姉さん、お茶が入りましたよ」砂糖多めで「うん、美味しい」同じ轍は踏まない。
そうだった「自転車は1台どの位の時間で造れますかね」「手作業だから」そうだよね「設計図は頭の中にあるから、材料があれば魔法で一瞬」えっ一瞬!手作業じゃないんかい「えへへっ。」アリア姉さんがこの世で最強かも知れない。

【今日の正義】
この世界の発展に貢献した。アリア姉さんが『えへへっ。』