◆◇◆
やっ……と終わったー!
開放感に満たされながら、俺は手を空へ伸ばした。
そよそよと清々しい風が肌に当たり、登校時は気にもしなかった空が今はとても綺麗に思える。
そう、ついに、全教科のテストが無事終わりました!
「お疲れ様、綾斗」
「冬輝もな!」
それと、ありがとう。隣を歩いている冬輝に笑いかけると、「うん」と笑みを零してくれる。
「自信のほどは?」
「過去最高取れた気がする!」
「すごいじゃん」
「冬輝は?」
「まあまあ」
「もうその言葉俺は信じないから」
俺と同じ勉強時間のはずなのに、何故か必ず上位の方に食い込むのだ、この男は。
千くんも暗記系は誰にも負けない的なこと言ってたから、記憶力がいい遺伝なのかな。羨まし。……あと普通に、普段の授業の真面目さか。
俺ももっと頑張らないとと思っていると、「そういえば」と冬輝は周りを見渡してから、口を開いた。
「圭とのコラボ歌ってみた。朝見たけど、再生回数20万いってた」
「えっ、がち!?」
まだ投稿して一ヶ月も経ってないと言うのに。やっぱりコラボの反響はすごいし、そして何より圭は凄い人なのだと身に染みる。
あと……フユアヤが初めて歌を投稿すると言うことも、少しばかりは話題を呼んだのだろうか。
【めちゃ良きすぎる】
【圭様フユアヤを歌の世界へ連れ込んでくれて本当にありがとう】
【三人ともメロい〜】
【好きなイラストレーター様担当だったから聴いてやるか的な感じで開いたら引き込まれました。そして今回のイラスト過去一好きかもしれない!】
【圭くん珍しい歌い方だね? フユアヤ様との相性良すぎませんか】
【普通に泣いた】
【本家ファンです! リスペクトと各々の個性が感じられて、coverしてる方の中でこの方たちのが一番ってくらい刺さりました】
【フユアヤ何で今まで歌やってこなかったのよ】
とても温かいコメントの数々を思い出して、思わず顔がにやける。
しばらく配信してないから、早くみんなに色んなことを報告したいな。
そんなことを思っていたら、あっという間に俺と冬輝の家に着いた。
テスト期間にちょうど被って母親が遠征ではない時期なので、そのまま自分の家に帰る。
「じゃ、また明日」
そう言えば明日リアルイベントだよな。頑張ろう、と声をかけようとすると、「待って」と引き止められた。
「今日、詩さん帰ってくるのいつ?」
「夜だと思うけど」
「じゃ、夜まで空いてる?」
「うん」
頷くと、冬輝は嬉しそうに目を細めた。
「遊ぼう、久しぶりに。テスト明けの打ち上げ」
「え、……うん、もちろん」
準備できたら、また集合。どこに行くのかとか聞く余裕を与えられないまま、冬輝は家に入って行った。
やっ……と終わったー!
開放感に満たされながら、俺は手を空へ伸ばした。
そよそよと清々しい風が肌に当たり、登校時は気にもしなかった空が今はとても綺麗に思える。
そう、ついに、全教科のテストが無事終わりました!
「お疲れ様、綾斗」
「冬輝もな!」
それと、ありがとう。隣を歩いている冬輝に笑いかけると、「うん」と笑みを零してくれる。
「自信のほどは?」
「過去最高取れた気がする!」
「すごいじゃん」
「冬輝は?」
「まあまあ」
「もうその言葉俺は信じないから」
俺と同じ勉強時間のはずなのに、何故か必ず上位の方に食い込むのだ、この男は。
千くんも暗記系は誰にも負けない的なこと言ってたから、記憶力がいい遺伝なのかな。羨まし。……あと普通に、普段の授業の真面目さか。
俺ももっと頑張らないとと思っていると、「そういえば」と冬輝は周りを見渡してから、口を開いた。
「圭とのコラボ歌ってみた。朝見たけど、再生回数20万いってた」
「えっ、がち!?」
まだ投稿して一ヶ月も経ってないと言うのに。やっぱりコラボの反響はすごいし、そして何より圭は凄い人なのだと身に染みる。
あと……フユアヤが初めて歌を投稿すると言うことも、少しばかりは話題を呼んだのだろうか。
【めちゃ良きすぎる】
【圭様フユアヤを歌の世界へ連れ込んでくれて本当にありがとう】
【三人ともメロい〜】
【好きなイラストレーター様担当だったから聴いてやるか的な感じで開いたら引き込まれました。そして今回のイラスト過去一好きかもしれない!】
【圭くん珍しい歌い方だね? フユアヤ様との相性良すぎませんか】
【普通に泣いた】
【本家ファンです! リスペクトと各々の個性が感じられて、coverしてる方の中でこの方たちのが一番ってくらい刺さりました】
【フユアヤ何で今まで歌やってこなかったのよ】
とても温かいコメントの数々を思い出して、思わず顔がにやける。
しばらく配信してないから、早くみんなに色んなことを報告したいな。
そんなことを思っていたら、あっという間に俺と冬輝の家に着いた。
テスト期間にちょうど被って母親が遠征ではない時期なので、そのまま自分の家に帰る。
「じゃ、また明日」
そう言えば明日リアルイベントだよな。頑張ろう、と声をかけようとすると、「待って」と引き止められた。
「今日、詩さん帰ってくるのいつ?」
「夜だと思うけど」
「じゃ、夜まで空いてる?」
「うん」
頷くと、冬輝は嬉しそうに目を細めた。
「遊ぼう、久しぶりに。テスト明けの打ち上げ」
「え、……うん、もちろん」
準備できたら、また集合。どこに行くのかとか聞く余裕を与えられないまま、冬輝は家に入って行った。
