幼馴染に恋を拗らせていたら、いつの間にか取り返しのつかないぐらい周りを巻き込んでいたらしい!

 縁とは、実に不思議なもので。

 人と人が出逢えば、交われば。

 自分のたった一言でその人の人生が変わる可能性だって、有り得ないと否定することはできない。

 トラウマから一歩踏み出したひと。
 自分を見つけたひと。
 恋を叶えようと奮闘するひと。
 逆に、諦めることを選んだひと。

 ──そのひとたちの中心に、いつも同じ人物がいるとしたら?
 それはどのぐらいの可能性で、どのぐらいの奇跡なのだろう。

「もうちょっとだよね、大阪まで」
「ん」
「あー楽しみ」

 あなたも少しばかり、巻き込まれてみませんか。


「(──……久しぶり、フユアヤ)」