「す、好きです!オレと付き合ってくれませんか?!......ダメなら一度でいいんです。夢を見させてはくれませんか......?」
あぁ、今日もまたか。いい加減このテンプレと化した告白から解放されたい。生徒会長になる前からこう言った告白は少なくはなかったが、"男狂い"と称されるようになったのは生徒会長になってからだ。何が"誰彼構わず食い散らかしている"だ。こちとら処女であると言うのに。と、この"神代学園"の生徒会長、"御門 華月"は天を仰いでいた。
「悪いけど、気持ちに応える事は出来ないよ。僕の恋人はこの学園だからね」
「!!御門会長!!」
「うわっ!!」
告白を断ると男は華月の事を芝生の上に押し倒した。男の息は荒く、酷く興奮しているようであった。いつもなら、ここで生徒会のメンバーの誰かが助けに入るが、今日はこれから会議があるため皆準備に追われている。......今日こそはピンチかもしれない。華月が諦めようとしていたその時であった。
「そこで何をしている?」
「!近衛風紀委員長......!」
「また貴様か、御門。いい加減誰彼構わず誘惑するなと...」
「ごめんね!実は僕、近衛と付き合っているんだ!」
「...は?」
まさに天の助け!と言わんばかりに登場した、風紀委員長の"近衛 奏一朗"。華月は男を突き飛ばすと、奏一朗の腕にしがみつき、先のセリフを吐き出した。
「そ、そんな......。御門会長と近衛風紀委員長が...」
「そういう事だから!ごめんね!」
「う、うわーーーー!!」
男は叫びながらその場を走り去ると、奏一朗は呆然とし、華月は心底安心した。
「ふぅ。危なかった......。」
「危なかった......じゃない!どうしてくれるんだ!オレを巻き込むな!」
「僕だって、君となんてごめんだよ?でも一番効果的だと思ってね。君だってチワワちゃん達から言い寄られて困ってただろう?......そこで、だ。取引と行こうじゃないか」
「取引?」
華月は妖艶な笑みを浮かべると、奏一朗を見つめた。奏一朗は思わずごくりと生唾を飲み込む。
「僕ら、本当に付き合う事にしよう?そうすればお互い言い寄られる事が無くなると思うんだ。......悪い話しではないはずだよ?」
「......まぁ、それはたしかにそうだな。......分かった。その取引受けてやろう」
華月は心の中でガッツポーズをした。何を言おう、実は華月、奏一朗に対して片想いをしていた。契約関係でもいい。恋人同士になれるなら利用できるものはなんでも利用してみせる。
「これからよろしくね?奏一朗」
「あぁ。よろしく頼む、華月」
名前を呼ばれたことに華月は舞い上がってしまいそうであった。これから全力で落としてみせる。そう心の火を燃やした。
あぁ、今日もまたか。いい加減このテンプレと化した告白から解放されたい。生徒会長になる前からこう言った告白は少なくはなかったが、"男狂い"と称されるようになったのは生徒会長になってからだ。何が"誰彼構わず食い散らかしている"だ。こちとら処女であると言うのに。と、この"神代学園"の生徒会長、"御門 華月"は天を仰いでいた。
「悪いけど、気持ちに応える事は出来ないよ。僕の恋人はこの学園だからね」
「!!御門会長!!」
「うわっ!!」
告白を断ると男は華月の事を芝生の上に押し倒した。男の息は荒く、酷く興奮しているようであった。いつもなら、ここで生徒会のメンバーの誰かが助けに入るが、今日はこれから会議があるため皆準備に追われている。......今日こそはピンチかもしれない。華月が諦めようとしていたその時であった。
「そこで何をしている?」
「!近衛風紀委員長......!」
「また貴様か、御門。いい加減誰彼構わず誘惑するなと...」
「ごめんね!実は僕、近衛と付き合っているんだ!」
「...は?」
まさに天の助け!と言わんばかりに登場した、風紀委員長の"近衛 奏一朗"。華月は男を突き飛ばすと、奏一朗の腕にしがみつき、先のセリフを吐き出した。
「そ、そんな......。御門会長と近衛風紀委員長が...」
「そういう事だから!ごめんね!」
「う、うわーーーー!!」
男は叫びながらその場を走り去ると、奏一朗は呆然とし、華月は心底安心した。
「ふぅ。危なかった......。」
「危なかった......じゃない!どうしてくれるんだ!オレを巻き込むな!」
「僕だって、君となんてごめんだよ?でも一番効果的だと思ってね。君だってチワワちゃん達から言い寄られて困ってただろう?......そこで、だ。取引と行こうじゃないか」
「取引?」
華月は妖艶な笑みを浮かべると、奏一朗を見つめた。奏一朗は思わずごくりと生唾を飲み込む。
「僕ら、本当に付き合う事にしよう?そうすればお互い言い寄られる事が無くなると思うんだ。......悪い話しではないはずだよ?」
「......まぁ、それはたしかにそうだな。......分かった。その取引受けてやろう」
華月は心の中でガッツポーズをした。何を言おう、実は華月、奏一朗に対して片想いをしていた。契約関係でもいい。恋人同士になれるなら利用できるものはなんでも利用してみせる。
「これからよろしくね?奏一朗」
「あぁ。よろしく頼む、華月」
名前を呼ばれたことに華月は舞い上がってしまいそうであった。これから全力で落としてみせる。そう心の火を燃やした。
