ぼっちで死んだら、創造主が迎えに来た!〈わたしゃ、既に死んでいる〉


 
 星空の下、私は古民家へ歩いている。

『楓さん、皇帝になりませんか』

 私は…、バラ色の未来の為に…。

 皇帝って、バラ色なのか?そんなの地獄だろ!きっと神様も、逃げ出したに違いない!間違いないね、だって日本人だから!

 あっ、UFO?…んな訳ないか。

 どうしたものか、このまま、この世界で生きるなら、私は、どうするべきか…日本に戻れるなら、私は…。

「ただいま」

「お帰り」

「おう、おそかったな」

「お帰りなさい」

「ピーッ!」

 ふふ。

「今日は、みんなご苦労様でした」

「明日は一日お休みにしましょう」

「お、どうした、ダンジョン制覇は…?」

「今のままでは、到底鬼平さんに勝てそうにないから…」

「そうか、まあ、焦らず行こうぜ」

「ふふ、そうね」

 その日の夜、私は夢を見た。

「楓!楓!」

「ピッ…ピッ…ピッ…ピー!」

 ※※※

皇帝執務室

「失礼します」

「楓さん、受けてくれる気になりましたか」

「いえ、皇帝の件は、お断り致します」

「…そうですか…いつでもお気軽に言ってくださいね」

 ねばるな!

「今日お願いがありまして」

「はい、なんでしょうか」

「神の家に暫く、泊まらせて頂く事は、可能でしょうか?」

「…楓さん、おひとりならば、構いませんが」

「ありがとうございます」

 私は、神の家にひとり…これは、電子レンジに、ケルト…さては、ありましたよ、ウォッシュレット!とくれば…この辺に、ありました、温度設定に追い焚き付きか…200年以上前に?

 私は縁側で田園風景を眺めている。

 お母さん、お父さん…。

「チリチリチリン」

「…?」

「にゃー」

 猫?この世界にも猫がいるんだね。

「おいで」

「にゃー」

 行ってしまった…。

「其方は誰じゃ?」

「えっ!」

 誰?神様?

「私は、楓と言います」

「楓か、そうか、お主、日本人だな」

「はい、日本を知っているんですか」

「わしも、日本人をしてた事があるからな、へへ」

 自慢げだな…?してた事がある?

 綺麗な少女なのに、わしって…。

「あなたは神様ですか?」

「わしか、わしは小夏じゃ」

 日本人の名前だよね。

「小夏ちゃんは、ここに住んでいるの?」

「この前までな」

「今は何処に住んでいるの?」

「質問が多いのう」

「ごめんなさい、私…」

「おいおい、泣くな、神界じゃ」

「小夏ちゃんは、なにしてるの?」

「かくれんぼじゃ、楓は尻尾の生えた奴等を見なかったか?」

「猫ちゃんなら、竹藪の方に」

「そっか、ありがとな」

「あっ待って」

「なんじゃ」

「少しだけで良いからお話を…」

「楓、泣くな…しょうがないのう」

「お主、ホットケーキは作れるか?」

「材料があれば…」

「そうか、じゃあ、作ってくれ!話はその後じゃ」