ぼっちで死んだら、創造主が迎えに来た!〈わたしゃ、既に死んでいる〉


 
「ここが、ダンジョン入口だ」

 …看板に書いてあるからね。

「ラビアンローズ初、マロンダンジョン…」

「ドレンチ、メイビ…ダンジョン攻略に向けて、何をすれば良いの?」

「ハハ、そこからか」

「先ずは、役割分担だろな」

 役割分担か…。

 前衛はドレンチで、サポートがメイビ、後方支援がサリーで、探索がサーシャ…。

 私とカモ助要らなくね!

「あのう…」

「なに、サーシャ」

「サミュエルさんから、こちらを預かってます」

 ?…ダンジョン攻略本…過保護か!

「どれどれ」

 マロンダンジョンは、100階層で構成されていて、10階層毎に、階層主がいます。罠は地図のバツ印の場所にあり、罠の詳細も書かれています。

 1から30階層には、普通の魔物しかいません、10階の階層主は、ぴよぴよを放っています。30階層までは、ぴよぴよが一匹づつ増えます…。

 いたせり尽せりだな!

 …100階層の鬼平の事は…

 100階層の主は、鬼平です、ドアの前に着いたら、インターホンを押してください。出れない場合もあるので、お名前と連絡先をお伝えください。後日、ご連絡致します。

 …。

「わかりました、今日は30階層までいっきに行きます」

「前衛、ドレンチ、サポートにメイビ、後方支援にサリー、道案内にサーシャ」

「私とカモ助は、後ろから状況により、バックアップします。よろしいでしょうか?」

「はい」

 あれ、やる気出て来たな。

「ラビアンローズ、出発!」

 難なく、30階層制覇、主部屋にはぴよぴよ3匹、私が出る迄もなく、倒してたよ。

 みんな強くなってるんだね。

 今は、ダンジョン管理小屋に戻って来た。

「楓さん、お帰りなさい」

「皇帝?どうされたのですか?」

「楓さんが、ダンジョンに潜られたと、聞きまして」

「アルは、このまま、楓さん迄も、神界に行って仕舞われるんじゃないかと、心配だったんですよ」

 サミュエルさんまで。

「サーシャ、大丈夫だったかい?」

「はい、サミュエル様」

「俺たちも、心配して貰いたいよな」

「エルフのお姉さん、無事に戻りました」

「そうですね」

「…。」

 神石を、受付のお姉さんに渡して…。

 みんな、もうお茶してるよ。

「皇帝と、サミュエルさんは、ダンジョンに潜られた事はあるんですか?」

「はい、若い頃に、30階層迄は」

「お恥ずかしいですが、それ以降は、前皇帝に行かせて貰えず」

「武術は人に任せて、自分の役割を果たしなさいと」

「そうなんですね、100階層の鬼平は、お知り合いなんですか?」

「ええ、子供の頃は 良くお見受けしてましたが、ここ30年あまりは見かけないですね」

「鬼平さんの強さは どの位のレベルなんですか?」

「以前、とあるドラゴンが ダンジョンに挑戦し、鬼平には敵わぬと帰って行きました」

「そのドラゴンのレベルが、3000overだと聞いてます」

 3000over!とんでもない、化物じゃない!今の私は…

 楓 10才 人族 冒険者ランク Sover スキル:未知数 

 獲得魔法:火魔法  レベル 1200
     :水魔法  レベル 120
     :風魔法  レベル 300
     :狙撃   レベル 180
     :浮遊   レベル 600
     :物質創造 レベル 800

 一応、レベルは増えてるわね…。

 気が遠くなるような、いやいや、コツコツ頑張れば、仲間もいるんだし。

「へへ、お姉さん今度お食事でも」

「間に合ってます!」

  気楽だな、オヤジ共!