ぼっちで死んだら、創造主が迎えに来た!〈わたしゃ、既に死んでいる〉


 
 明朝、「またのお越しをお待ちしております」

 後髪引かれながら、ゴンドラに揺られる私達…そう言えば誰も、カモ助の事、気に留めてなかったな。

 魔物連れて歩いてる人なんか…オークやオーガも働いてたし、そう言うものなのかな?

 カモ助もパーティメンバーに登録しなくてはだね。

 まあ、カモ助の親はサーシャなんだけど。

 私達は、古民家に戻る前に、街を見て歩く事にした。

「楓、あれはなんだ?」

「何故私に聞くオヤジ」

 あれは、漫画?

「あれは本だね、文字と絵で物語が書いてあるんだよ」

「おう、新たなバイブルか」

 そうだね、良かったね。

「楓、あれ」

 はいはい「あれはゲームと言って、みんなで遊ぶものだね」

「そうか、サリー後で遊ぶか」

「楓、あそこの」

「あれは、アクセサリーって言って、首にかけたり、指にはめたりして、着飾るものね」

「可愛いわね」

「楓さん、あれ」

「あれは、魚屋さんね、カモ助の餌に丁度良いわね」

「カモ助、お腹いっぱい、食べさせてあげるからね」

「ピーッ!」

 みんな随分沢山貰って来たな、サミュエルさんのご好意で、ステイタスカードに沢山交換出来るよう、してくれた見たいだが、いくらなんでも…ま、いっか!

 このままでは、みんな堕落して仕舞う。

「みんな古民家に戻ったら、ラビアンローズ会議を開きます」

 そこのオヤジ達、やな顔しない!

「みんな、当初の目的はなんだったでしょう?」

「ドレンチ答えて」

「夢の国での生活です」

「違います」

「メイビ答えて」

「楓と皇帝の結婚式」

「全然違います」

「サリー答えて」

「アクセサリー屋さんの開業」

「違いますね」

「サーシャ答えて」

「私の子供カモ助の幸せ」

「違くはないけど違います」

「カモ助答えて」

「ピーッ!」

「違います、たぶん」

「ダンジョン攻略です、みんなしっかりして下さい」

「ここで暮らせるとは限らないのですよ」

「特にオヤジ共!ダンジョン入口から、鼻の下伸ばしたり、天を仰いだり」

「すまん、そうだったな、遂、冒険者の憧れの地に辿り着いて、浮かれていた」

「俺も浮かれていた、すまない」

「わかれば良いのです」

「飯も全て美味かったな」

「そうそう、美味しかったですね」

「此処での暮らしを、手にしたければ、先ずは自分達のスキルアップを一番にしなければなりません」

「ダンジョン攻略のその先に待つのは」

「そうだ!神様のご褒美だ!」

「私達が、今するべき事は」

「はい!」

「メイビ!」

「人生数時間で決まるゲーム!」

「…。」

 暫くはダメそうだね。

 きっと、ダンジョン攻略の先に、バラ色の未来があるのだから