ぼっちで死んだら、創造主が迎えに来た!〈わたしゃ、既に死んでいる〉


 
 私は今…空を飛んでいる、ほうきで…女の子の憧れの魔女っ子だよ!

 トラスの町の外側にある、森の中にダンジョンはあるそうだ。

 森の上、ダンジョン手前で地上に降りた。良し誰にも見られてない。

 此処からまだ、ダンジョン迄は距離があるが、私には、浮遊ダッシュがあるんだよね「ちちんぷいぷい」速い速い…ん?なんか鶏みたいな…ま、いっか!

 ダンジョン入口には、入出管理のギルド出張所があるらしい、その手前の森の中で待ち合わせだ。

 いたいた、「お待たせしました」

「おう、来たな」

 皆んな、昨日とは違って、冒険者ぽい出立ちだ。

「よろしくお願いします」

「ああ」

「楓ちゃん、此れを被って」

 サリーさんが、フードの付いた上着を私によこした。

「今日の予定を話しておこう」

 このトラスダンジョンは、30階層迄しかまだ、攻略されてないそうだ。

 今日はその30階層迄行くそうだ。

 明日からが本番で、30階層迄は、私はなにもしないように言われた。

 冒険者達がいるからだと言う、ドレンチさんとメイビさんは、昔、同じパーティで冒険者をしていて、30階層迄辿り着いた、唯一のパーティだそうだ。

 もしかして、凄い人達なのかも…何日ダンジョン内にいるのだろうか?私なにも準備してないけど。

「ダンジョン内には、何日いる予定ですか?」

「決めてはいないが、出来るだけ長くいようと思ってる」

「私、食糧も何も、用意してないですけど」

「大丈夫よ、このマジックバックに全部入っているから」

 おう!もしかして、幾らでも入るバックかぁ…私も欲しいな。

 …?

「皆さん、そんなに長く、仕事を休んで大丈夫なんですか?」

「ハハ大丈夫だ、辞めて来たからハハ」

「ハハそうなんですかって!」

「大冒険の予感がするからな!」

 大冒険って、私の特訓じゃあ?

 私の事が国に知れるのも、時間の問題だから、此処である程度特訓したら、違うダンジョンに向かうそうだ。

「と言うことで、パーティ名をよろしくな!」

 パーティ名?私達は既にパーティなのか?

「では、ラビアンローズで」

 そう、薔薇色の人生だ!

「わかった、じゃあ入場届を出してくる」

 ドレンチさんが受付へ、私はステイタスカードを出さないように言われた、そうだよね。

 保々、ドレンチさんの顔パスで、let's ダンジョン!

「で、さっきから、気になっていたんだが、そのほうきは…?」

「…掃除用です」

「そうか…ほうきだからな」

「良し、じゃあ行こう」

 なんか、テーマパークのアトラクションみたいで、わくわくする!

 あっあれは、スライム?…私が思ってたのと大分違うよ!

 液体状の中に顔が…怖いよ!

 ドレンチさんが簡単に剣で倒した。ドレンチさんは剣士だったんだね。

 10階層迄は、普通の動物が、魔物になった様な奴ばかりだった。

 ダンジョンぽいのは、最初のスライムだけだよ。

 他の冒険者達にも、何度か合ったが、皆んなメンバーに、びっくりしてたよ、ハハ。

 20階層からは、罠が多く仕掛けられていると、地図を見ながら、メイビが全て防御結界で防いでいく…カンニングしてる気分だよ!

 25階層に来た時「ぴよぴよ…ぴよぴよ…」ひよこ?

 なっなんだあれは…そう言えば森で走ってる時に、すれ違ったかも…。

 此れはなかなか、苦戦していたけど、3人のコンビネーションで、危なげなく倒していた。

 とうとう30階層…あれはゴブリン?ダンジョンぽくなって来たけど、ゴブリンって雑魚キャラじゃあ…3人大分苦戦している…あっ危ない!「ちちんぷいぷい」
 射ってしまったよ、どんどん増えていたからね、此処でやられては訓練ができないもんね。

「助かった」「ありがとう」「流石ね」

「それにしても一撃で…」

「良し31階層に行って、特訓開始だ」

「そうそう、31階層は全部、楓に任せるからな」

 そうだね、私の特訓なのだから。

 いるいる、沢山…あれはゴブリンキングって奴かな「ちちんぷいぷい」…。

「楓 凄いな、その、ちちんぷいぷいってのは?」

「ハハ魔法の発動に、どうしても必要なの」

「そっか、俺も今度試してみるか」

 私達は適当な洞穴を見つけ、入口にメイビが、防御結界を張り、今日はお休みだ。

 明日からは、防御結界から習う事になった。