隣の席の大型犬みたいな男がぐいぐいくる

♡広川のひとりごと♡

あちイイイイイイ!!!

口の中に熱々のマシュマロ。
洗面所の水をざーっと出し、手ですくって口をゆすぐ。

レンの家の洗面所は全てが白で統一されている。
色があるのは、レンとオレの、グリーンとブルーの歯ブラシだけ。

レンの、うれしそーに無邪気に笑った顔にドキッとしてしまった。
慌てて目の前のマシュマロを食ったら焼きたてだった。
レンはただの、ポンポン反応を返してくれるおもしろい友だちだってのに。不覚。
鏡の中のオレは、涙目の情けない顔をしている。

リビングに戻る。
したらーーレンが1人でキスの練習をしていた。
ほっそい二の腕を持ち上げて、内側にちゅっと。唇を一生懸命とがらせている。

かっわ…………かわ……いい……!! あははは。
二の腕は唇と同じ感触、なんてガセを信じちゃってる。オレがいないと思ってこっそり試してる!

女の子だったら……。

手首をそっと掴んで、二の腕を持ち上げて、白くて柔らかいそこにキスしたい。

キスマークもつけていい?

女の子だったら。
まぁ女の子でも、そんな急にはしないけど。

……でも。



女の子じゃなくても?