「透花ちゃんって櫂くんと付き合ってるんだって」
弁当を食べる時のいつも通りの会話。私のいるグループの話題は大抵誰かのゴシップや愚痴、恋愛話ばかり。別に私は恋愛話が嫌いなわけではない。むしろ恋愛ドラマや恋愛小説を好き好んで読んでいる。でも、どうしてもこの時間が苦痛で仕方ないのだ。
「透花ちゃんは柚くんの押しが強くて断れなかったらしいよ」
「じゃあ好きでもないのに付き合ってるってこと?」
「それって愛な訳?」
自分が告白されたわけではないのだから、他人にどうこう言われる筋合いあっちにだって無いだろう。内心そう呟きながら私は話題を移した。
「結花はどうなの?最近彼氏とは」
「えー」
そういうと結花は嬉しそうに彼氏のことについて語り出した。結花は恋愛に関しては基本オープンなやつだと思う。こういう人が恋愛に向いている人なんだろうなとつくづく思い知らされる。付き合ったすぐに私にも連絡をしてきたほどだ。
「柚は恋愛とか興味無さそうだよね」
「わかるー」
「絶対1人が好きってタイプでしょ」
「え」
急に私に話題を移されて正直ギョッとした。私はあまりというか、かなり自分の恋愛については話さない。そのせいで私には"誰かを好きになることはない"と思われている。実際、1年ほど前に彼氏は居たには居た。しかし、周りのように手を繋いだり、キスをしたりするのはなぜか違和感を覚えていた。そういう自分にも嫌気がさして避けるようになり、相手との価値観も合わなくなっていって関係がぐちゃぐちゃになって別れた。その時も友達に悟られないように必死になってかくしてきた。母には"あなたはちゃんと好きになったことがないからまだスキンシップに慣れてないだけ"なんて言われたが、周りの言う"好き"に私はなれていないのだろうかと私の軽いコンプレックスになってしがみつくように頭のどこか片隅にいる。
触れられなければその人を愛していないということになるのだろうか。
ずっと呪いのように考え続けている。
弁当を食べる時のいつも通りの会話。私のいるグループの話題は大抵誰かのゴシップや愚痴、恋愛話ばかり。別に私は恋愛話が嫌いなわけではない。むしろ恋愛ドラマや恋愛小説を好き好んで読んでいる。でも、どうしてもこの時間が苦痛で仕方ないのだ。
「透花ちゃんは柚くんの押しが強くて断れなかったらしいよ」
「じゃあ好きでもないのに付き合ってるってこと?」
「それって愛な訳?」
自分が告白されたわけではないのだから、他人にどうこう言われる筋合いあっちにだって無いだろう。内心そう呟きながら私は話題を移した。
「結花はどうなの?最近彼氏とは」
「えー」
そういうと結花は嬉しそうに彼氏のことについて語り出した。結花は恋愛に関しては基本オープンなやつだと思う。こういう人が恋愛に向いている人なんだろうなとつくづく思い知らされる。付き合ったすぐに私にも連絡をしてきたほどだ。
「柚は恋愛とか興味無さそうだよね」
「わかるー」
「絶対1人が好きってタイプでしょ」
「え」
急に私に話題を移されて正直ギョッとした。私はあまりというか、かなり自分の恋愛については話さない。そのせいで私には"誰かを好きになることはない"と思われている。実際、1年ほど前に彼氏は居たには居た。しかし、周りのように手を繋いだり、キスをしたりするのはなぜか違和感を覚えていた。そういう自分にも嫌気がさして避けるようになり、相手との価値観も合わなくなっていって関係がぐちゃぐちゃになって別れた。その時も友達に悟られないように必死になってかくしてきた。母には"あなたはちゃんと好きになったことがないからまだスキンシップに慣れてないだけ"なんて言われたが、周りの言う"好き"に私はなれていないのだろうかと私の軽いコンプレックスになってしがみつくように頭のどこか片隅にいる。
触れられなければその人を愛していないということになるのだろうか。
ずっと呪いのように考え続けている。
