朝。
「おはよー山瀬くん」
「桃田くんもおはよーう」
「今日もふたり一緒、仲いいね!」
教室に入ると、女子に声をかけられた。
山瀬は適当に笑って自分の席に向かう。集まる女子。
両思いになった日からしばらくして席替えがあった。
オレは山瀬の斜め後ろになった。カバンを持って机の横にかける。
山瀬は相変わらず愛想がよくて、女子と仲良さそうに話している。モテる幼馴染は相変わらずよくモテる。
「山瀬くん、今度の土曜ひま? デートしよ! オススメ映画のペアチケットがあって…」と女子の声。
ーーああ、また誘われてんな。
まあ、べつに、いいけど? 別に?
頬杖をついて後ろから見ているオレ。
ふと、山瀬が振り向いた。
視線がオレの目をとらえる。
「あーデートはできないんだ。オレ、モモと付き合ってるから。ゴメンネ」
「またそれっ?!」
女子が混ぜ返す声。笑い声。女子がオレも囲んでくる。
「ちょっと、桃田くん! 山瀬くんがこう言ってるんだけど! 桃田くん的にはどうなのよ?」
「どうって…」
オレは女子を見て、それから山瀬を見た。
お互いに「好き」は確認したけど、付き合うって話、あったっけ?
それとも、両思い=付き合うなのかな。
山瀬は余裕の笑みを浮かべている。でも多分オレの返事をドキドキしながら待っている。目が笑ってないし。
だったらーー
「付き合ってるよ。だから、山瀬は貸せないな」
「ちょっとどうなってんのこの二人!」
女子の悲鳴に周りも笑う。
山瀬も笑いながらこちらを見ている。顔がにやけている。
分かりやすいんだよ。オレも笑ってしまった。
キンコンカンとチャイムが鳴る。
皆が慌てて席に戻っていく。
オレは、山瀬の背中を見つめた。
オレと山瀬は、付き合うことになったらしい。
(照)
…… ……
あとがき
ここまでお読み下さりありがとうございます!
書いているうちに山瀬&モモに作者自身がハマってしまって、なんども読み返していました(笑)。
沢山の人に2人のハッピーを見守ってもらいたいなぁと思っています。
面白いと思ってくださった読者様は、ぜひぜひ、いいね、感想、面白かったよーとお勧めなどしていただけると,,,
作者無上の喜びです。
7 maimai
「おはよー山瀬くん」
「桃田くんもおはよーう」
「今日もふたり一緒、仲いいね!」
教室に入ると、女子に声をかけられた。
山瀬は適当に笑って自分の席に向かう。集まる女子。
両思いになった日からしばらくして席替えがあった。
オレは山瀬の斜め後ろになった。カバンを持って机の横にかける。
山瀬は相変わらず愛想がよくて、女子と仲良さそうに話している。モテる幼馴染は相変わらずよくモテる。
「山瀬くん、今度の土曜ひま? デートしよ! オススメ映画のペアチケットがあって…」と女子の声。
ーーああ、また誘われてんな。
まあ、べつに、いいけど? 別に?
頬杖をついて後ろから見ているオレ。
ふと、山瀬が振り向いた。
視線がオレの目をとらえる。
「あーデートはできないんだ。オレ、モモと付き合ってるから。ゴメンネ」
「またそれっ?!」
女子が混ぜ返す声。笑い声。女子がオレも囲んでくる。
「ちょっと、桃田くん! 山瀬くんがこう言ってるんだけど! 桃田くん的にはどうなのよ?」
「どうって…」
オレは女子を見て、それから山瀬を見た。
お互いに「好き」は確認したけど、付き合うって話、あったっけ?
それとも、両思い=付き合うなのかな。
山瀬は余裕の笑みを浮かべている。でも多分オレの返事をドキドキしながら待っている。目が笑ってないし。
だったらーー
「付き合ってるよ。だから、山瀬は貸せないな」
「ちょっとどうなってんのこの二人!」
女子の悲鳴に周りも笑う。
山瀬も笑いながらこちらを見ている。顔がにやけている。
分かりやすいんだよ。オレも笑ってしまった。
キンコンカンとチャイムが鳴る。
皆が慌てて席に戻っていく。
オレは、山瀬の背中を見つめた。
オレと山瀬は、付き合うことになったらしい。
(照)
…… ……
あとがき
ここまでお読み下さりありがとうございます!
書いているうちに山瀬&モモに作者自身がハマってしまって、なんども読み返していました(笑)。
沢山の人に2人のハッピーを見守ってもらいたいなぁと思っています。
面白いと思ってくださった読者様は、ぜひぜひ、いいね、感想、面白かったよーとお勧めなどしていただけると,,,
作者無上の喜びです。
7 maimai

