言い切った志雫の心臓は、バクバクと跳ねまくっていた。
何かを毛嫌うような冷たい目で、朱崎は黙ったままだった。
「せ、先輩……?」
「………」
「あの〜……」
「なぁ志雫」
「はいっ…!」
「それ、お前が言うのはなんか違くないか?なんでお前がレギュラー入れないと、俺はお前と付き合えないんだよー」
思ったよりも軽い話し方で、志雫は変に肩の力が抜けた。
「……え?あ、はは…そ、そーですかねぇ〜?」
「普通こういうのは、告白するやつが付き合ってほしいやつに言うことだろ。『この試合勝てたら、付き合ってください〜』的な」
「お、同じっスよ〜!先輩の気持ちは嬉しいっスけど、まずは俺が、先輩に見合う男にならねぇとなぁ〜なんて……。それにほら!!俺が野球頑張ろうとしてるのに、大事な時期に色恋でうつつを抜かして後悔しませんか?」
「ん゛〜〜……」
「ね?ねっ?そうでしょう?!……任せてくださいよぉ!!先輩よりも多くホームラン決めて、来年こそは甲子園優勝させますか、ッいって゛え゛!!!」
志雫は喋りながらバットを振る動きをし、思いっきり後ろのロッカーに手をぶつけた。
打ちどころが悪かったのか、手に痺れが走り、馬鹿みたいな声を出して悶えた。
「え、痛ッ…!変なとこ打ったァ……!」
「……っはは」
「……?」
「……そうだな。確かにお前の言う通り、俺も今は野球に集中した方がいいよな。……監督に無理言って、こんなイベントやらせてもらえるようにしたんだし」
「……先輩」
「…分かった。俺にはこの部を最後まで見守る義務がある。……お前の提案にのってやるよ。ただし、手は抜かないこと。俺のポジション奪う覚悟でやってみろ」
「……ッはい!!」
笑顔の奥から滲み出ている真剣な眼差し。
先程までの雰囲気と違い、志雫もなんだか熱くなってきた。
男同士の熱い約束のおかげで、志雫にしばしの安寧が訪れた。
何かを毛嫌うような冷たい目で、朱崎は黙ったままだった。
「せ、先輩……?」
「………」
「あの〜……」
「なぁ志雫」
「はいっ…!」
「それ、お前が言うのはなんか違くないか?なんでお前がレギュラー入れないと、俺はお前と付き合えないんだよー」
思ったよりも軽い話し方で、志雫は変に肩の力が抜けた。
「……え?あ、はは…そ、そーですかねぇ〜?」
「普通こういうのは、告白するやつが付き合ってほしいやつに言うことだろ。『この試合勝てたら、付き合ってください〜』的な」
「お、同じっスよ〜!先輩の気持ちは嬉しいっスけど、まずは俺が、先輩に見合う男にならねぇとなぁ〜なんて……。それにほら!!俺が野球頑張ろうとしてるのに、大事な時期に色恋でうつつを抜かして後悔しませんか?」
「ん゛〜〜……」
「ね?ねっ?そうでしょう?!……任せてくださいよぉ!!先輩よりも多くホームラン決めて、来年こそは甲子園優勝させますか、ッいって゛え゛!!!」
志雫は喋りながらバットを振る動きをし、思いっきり後ろのロッカーに手をぶつけた。
打ちどころが悪かったのか、手に痺れが走り、馬鹿みたいな声を出して悶えた。
「え、痛ッ…!変なとこ打ったァ……!」
「……っはは」
「……?」
「……そうだな。確かにお前の言う通り、俺も今は野球に集中した方がいいよな。……監督に無理言って、こんなイベントやらせてもらえるようにしたんだし」
「……先輩」
「…分かった。俺にはこの部を最後まで見守る義務がある。……お前の提案にのってやるよ。ただし、手は抜かないこと。俺のポジション奪う覚悟でやってみろ」
「……ッはい!!」
笑顔の奥から滲み出ている真剣な眼差し。
先程までの雰囲気と違い、志雫もなんだか熱くなってきた。
男同士の熱い約束のおかげで、志雫にしばしの安寧が訪れた。
