日が暮れた。これからはもう、暗闇があたりを支配する時間になる。私は、もう人工の明かりなしにこのメッセージを書き進められなくなっている。そしてここがちょうど、やめ時なのかもしれない。ここで終了するのが最も適しているのかもしれない。これから私は、小さく狭い車の中で自死をする。すでに決定したことで、この手記をもし読む者がいたら、それは私の亡骸も発見しているということに他ならない。もし読んでいるのが警察官でなかったら、どうか私のこの手記を、警察の元まで届けてくれないか。車内でただ朽ちていくだけの存在にはなりたくないのだ。形はどうあれ、私はしっかりとした方法で死体の処理をしてもらいたいとと望んでいる。
あるいは私の肉体は、死亡したのち蟻に姿を変えているかもしれない。もしそうなら、この手記はやはり、ここに置いていってほしい。蟻の姿で生き続けるにせよ、蟻の姿で死んでいるにせよ、人間という枷から解放されて自由になったわけだから、もう誰とも関わりを持ちたくないのである。
今私は首輪をしている。縄を運転席の座席から回して、私の首に巻きつけている。この状態でゆっくりと下に姿勢を崩せば次第に首が締まって呼吸できなくなるという寸法だ。私はもう行くことにする。Aのことを考えると、今度は心も痛むような気がする。彼女は今、ど
手記はここで途絶えている
あるいは私の肉体は、死亡したのち蟻に姿を変えているかもしれない。もしそうなら、この手記はやはり、ここに置いていってほしい。蟻の姿で生き続けるにせよ、蟻の姿で死んでいるにせよ、人間という枷から解放されて自由になったわけだから、もう誰とも関わりを持ちたくないのである。
今私は首輪をしている。縄を運転席の座席から回して、私の首に巻きつけている。この状態でゆっくりと下に姿勢を崩せば次第に首が締まって呼吸できなくなるという寸法だ。私はもう行くことにする。Aのことを考えると、今度は心も痛むような気がする。彼女は今、ど
手記はここで途絶えている

