共有させて、ワカハちゃん

村に古くから伝わる「収穫祭」が始まった。この夜だけは、村のあらゆる境界線が消失し、誰が誰と交わっても「大地の神への奉納」として許される。広場の中央では、巫女装束を簡略化したような、際どい衣装を纏ったワカハが舞っていた。


「……はぁ、はぁ……っ!」


カポエイラの鋭い蹴り出しのたびに、白い太ももが月光を浴びて輝く。村の男たちは熱狂し、彼女の四肢に手を伸ばす。ワカハはそれを拒まず、されるがままに恍惚とした表情を浮かべている。都会から来た佐藤にとって、それはあまりに野蛮で、耐え難い光景だった。


「(嫌だ……ワカハさんが、あんな連中に……!)」


耐えきれず駆け出そうとした佐藤の肩を、リンが掴んだ。


「あれがこの村の本性よ、佐藤。みんなで分かち合い、みんなで果てる。それが彼女たちの『正義』。あんた一人が守り抜こうなんて、傲慢なのよ」


リンの言葉は冷たいが、その瞳にはどこか寂しさが混じっていた。彼女は佐藤の手を引き、狂乱の広場から離れた社務所の影へと誘う。


「……なら、私たちが先に、神様に『お礼』を済ませちゃいましょうか」


祭囃子が鳴り響く中、リンは佐藤のベルトを外し、自らその下着の中に手を沈めた。