【BL】推しアイドルグループ全員から告白される!?


体育祭当日。今日は晴天。
温度もちょうど良くて気持ちのいい気候。


体育座りをして出番を待ちつつ雲一つない青空を見ていると後ろからクラスメイトが、

「湊!ありがとな」
と集まってきた。

「湊が橋渡しをしてくれたんだろ?この合同体育祭。」

「アイドル科となんて夢のようだぜ。いま点数表の前を歩いている子いるだろ?デビュー当時からファンなんだよー。」

「俺なんか生まれたときから好きだぜー。」

「あはは。んなわけないだろ!」

なんかクラスメイトが楽しそう。
僕が何かしたわけではないのだけれども、この空気感や感謝されるのは嬉しいな。



そんなことを話しているうちに部活対抗バトンリレーが始まっていた。
本校はクラスごとではなく部活ごとの出場となる。

トーナメント制で次々と勝敗がついてきた。
決勝戦ではどの部活が出るのかとトーナメント表を見ようとしたところ、

キャーーーーー!

という歓声が。


スタート地点に目をやると、陸上部、野球部、サッカー部、バスケ部、なんと生徒会が!
生徒会も部活動としてカウントされているのか。

生徒会である美ライク4人がバトンリレーをするので歓声が上がっていたようだ。
シード権があるようで決勝戦から陸上部と生徒会が参戦してきた。



スタート地点を見たところガイくんがいた。
こちらに気づいたガイくんはウインクをしてきた。

キャーーーー!!

また更に歓声が上がった。


恥ずかしくて前にいる人の後ろに隠れるように身体を小さくした。
学校にいてもテレビの時と変わらず自然にできてしまうガイくん⋯。


と、そのガイくんが目の前に。
湊「え!?ガイくん!?スタート地点にいなかった?」

ガイ「湊も走ろうぜ。本当は5人で走る決まりだが人数足りないから俺が2回走る予定だったんだ。だから湊は第一走者お願いな!」

湊「え!僕!?しかも1番目!?」
と、ガイくんに手を取られてグラウンドへ。


キャーーーー!!

手を繋いでる光景に黄色い声が。


わあ、注目を浴びている。
しかも生徒会の一人として走るなんて⋯。
そんなに速くないし、どうしよう⋯。


困惑していると耳元でガイくんが。
ガイ「大丈夫だよ。俺がアンカーだから落ち着いて走りな。」


キャーーーーー!

顔を近づけていたのでまた凄い歓声が。


ガイくんは待機場所へと移動していった。
走る緊張のドキドキもあるけどガイくんにもドキドキしっぱなしだよー!


スタート地点に着くと少し離れたところからレンくんの僕に手を振っていた。

レン「やったー!湊くんと走れるのー!嬉しいなー!僕が2番目だからねー。バトン受け取るの得意なんだー!安心してー!」
嬉しいことをそんな大きな声で。
でもなんかそう言ってもらえて落ち着いてきた。



「位置について!⋯⋯」

パンッ!!


一斉に走り出した!
周りは運動部ばかり。
さすがにビリに。


レンくんにバトンを渡すと、
レン「任せて!」
キラキラ笑顔が。


前にいたバスケ部との距離が縮まってきた。
バスケ部を抜いたと思っていると更に野球部も抜いていった。


驚いているとセイくんにバトンが渡された。

セイくんも速い!
勉強もできて運動も得意!?
ダンスもできるからそれもそのはず?
いやでもそれにしても速い!

サッカー部をあっという間に抜いてしまった。


次はランくん!

いつも物静かなのにとても力強くて走りもカッコいい!
普段あまり肌が出てないランくんだけど今日は半袖で腕の筋肉が!腕の筋がっ!

邪念を抱いている間に野球部を抜いていた。


ラストのガイくんにバトンが。
今日は鉢巻きをしているので俺様ガイくんも、ちょっと可愛さもある。

アンカーを任されてるだけあって速くない?
え?陸上部抜いちゃうよ?


湊「がんばれー!」
思わず声が出てしまった。


ガイくんがチラッと僕を見るとニコッとしてくれた。
スピードが上がり陸上部も抜いてしまった!


会場は大盛り上がり!
独走状態!
そのままゴールとなった!


キャーーーーー!!!

大歓声が。



歓声の渦の中、ガイくんが駆け寄ってきて抱きしめてきた。

ガイ「湊!声援ありがとな!おかげで勝てた!」
湊「いや僕は何もできなくて⋯。とても遅くて⋯。」
ガイ「いや、湊がいてくれたから2回走らずに体力温存できたんだぜ!ありがとな!」



他のメンバーも肩を組んできた。

いや推し達に囲まれてるんだけど。
どうしよう⋯。
ドキドキが止まらないんだけど。
もうまともに見られない。
どこに目線を合わせたら。
もう瞑るしか。


そこへアナウンスが流れた。
「次の競技は借り物競走です。出場する部活の方はテント横へ集まってください 。」


セイ「呼ばれてます。テント横へ行きますよ。」
また生徒会が出場するようで行ってしまった。

ああ緊張した⋯。

はっ応援しなくちゃ。
普通科にはない競技だな。
どんなことをするんだろ?


全部活動がスタート地点にいた。
各部から選抜の最大4人出場可能みたいだ。

「位置について⋯」

パンッ

スタート地点から5メートル先にある長机まで一斉に走り出した。
机の上にはたくさんカードが並べられていた。

そのカードを部活の代表者が1枚取って何か探し始めていた。
どうやらカードに書かれてある物を観客席に借りに行く競技らしい。


野球部「パンを持ってる人いませんかー!」

放送席「おっと、野球部はパンのようですね。
観客席に呼びかけてますね!」

放送席「パンは教室に置いてきている人が多いので意外と難しいかもしれませんね。手分けして呼びかけてますね。」


放送席「漫画やゲーム機を探してる部活もありますね。これは見つかったら先生に没収されるパターンでしょうか?」

あはは。確かにそうだ。
会場にも笑いが。



陸上部「1月1日生まれの人いませんかー?」
人物もあるんだ。
なかなかピンポイントのお題だな。
と考えていたところ、ランくんがコチラを指差している。

え?なに?
4人が僕のところへ駆け寄ってきた。


レン「湊くんいたー!」
セイ「湊くん一緒に来てください。」


え?なに?なに?
4人に担がれてるんだけど!
そのままゴール手前に。


放送席「生徒会がゴール前に来たようです。お題と合ってるか確認しますので審判にカードを渡してください。」

放送席「審判さん、こちら側に見せてください。えーと。お題は、『好きな人』」


キャーーーーーーーー!!!!

今日一番の大歓声!



4人がニコニコしながら僕を見ている。

うわああああああああ!
こんな嬉しいことばかり僕はどうしたらいいんだーー!


レン「湊くん、耳まで真っ赤だー。」

いや、そりゃなるってえええええ!!

湊「は⋯恥ずかしいっ!」
と顔を手で覆った。


セイ「湊さん!ゴールのテープを一緒に切りますよ!」


キャーーーーーーー!!!
パチパチパチパチ


放送席「生徒会が最初のゴールを決めました!」

放送席「生徒会の皆さんおめでとうございます!」

放送席「おっと!次の部活も来ましたよ。カードを見せてください⋯⋯⋯」

他の部活の人達も続々とゴールし始めた。




レン「やったー!また1位だ!」
ガイ「なあ、湊。総合1位になったら、なんかご褒美くれよ。」
湊「ご褒美⋯?」


セイ「そうですね。私達と日帰り旅行はいかがでしょうか?」
湊「そんなご褒美だなんて。嬉しいよ。どんな結果でも絶対行くよ!」

ラン「(嬉しそうに頬笑んでいる)」


皆の運動神経の良さで生徒会はなんなく総合1位に。