「好き」
要は俺にそう言うと、間を置いてはっと我に返ったようだった。おろおろと目をあっちこっちに泳がせる。それから、覚悟を決めたように俺の目をまっすぐに見据えた。
「好き、秀。」
もう一度、そう言った。食い入るように、まっすぐ、まっすぐに俺の目を見ていた。綺麗なビー玉色の輝きを、一直線に向けてくる。眩しくて、要のまわりだけきらきらしていた。星の粉が散ったみたいに。
間違いなく俺はそのとき、お前の、要の目に堕ちた。
「返事とか、いらないから……。俺が、うっかり言っちゃっただけで、もともと伝えるつもりじゃなかったし……。」
うん、と最後に頷く。俺に言い訳しているとも、自分に言い聞かせているともつかない。
そんな様子に、いじらしい、と思った。だからきっと俺は間違えたんだ。これが全部、全部の間違いだ。最初から俺たちが繋がることがなければ、あんな思いもなかったはずだ。
でも、言ってしまった。その現実だけはどう足掻いたって変われない。
「——いいよ、付き合おっか、俺ら。」
要は俺にそう言うと、間を置いてはっと我に返ったようだった。おろおろと目をあっちこっちに泳がせる。それから、覚悟を決めたように俺の目をまっすぐに見据えた。
「好き、秀。」
もう一度、そう言った。食い入るように、まっすぐ、まっすぐに俺の目を見ていた。綺麗なビー玉色の輝きを、一直線に向けてくる。眩しくて、要のまわりだけきらきらしていた。星の粉が散ったみたいに。
間違いなく俺はそのとき、お前の、要の目に堕ちた。
「返事とか、いらないから……。俺が、うっかり言っちゃっただけで、もともと伝えるつもりじゃなかったし……。」
うん、と最後に頷く。俺に言い訳しているとも、自分に言い聞かせているともつかない。
そんな様子に、いじらしい、と思った。だからきっと俺は間違えたんだ。これが全部、全部の間違いだ。最初から俺たちが繋がることがなければ、あんな思いもなかったはずだ。
でも、言ってしまった。その現実だけはどう足掻いたって変われない。
「——いいよ、付き合おっか、俺ら。」

