辺境伯である父が不慮の事故で亡くなり、フェンブレン辺境伯ヨハンとなってから早二年が経とうとしている。
俺様はできる男。治世は順調、官吏たちが自ら進んで取り合うように政務をこなしているのだ。
俺様の人徳ってやつだな。しかし、いくら聖者のようだと噂される俺様とて、我慢ならんことだってある。
天蓋付きのベッドで目覚め、ガシガシと髪をかき舌打ちした。
俺様だぞ、俺様が朝起きて一人とはなんてること。俺様の夜は美女と同衾と決まっているのだ。それが、一人とは……。
「誰か!」
大声で呼びつけると外に控える衛兵が慌てて動き出す足音が聞こえた。
「ヨ、ヨハン様、どうされましたか?」
「どうしたもこうしたもない。俺様が一人で目覚めるなどあってはならぬことだと思わんか?」
「そ、その通りでございます!」
「アレを呼べ。今から着替える」
深々と頭を下げる官吏を怒鳴りつけ、ふんと鼻息荒く立ち上がる。
着替える、という声が聞こえたメイドたちが、着替えを持ってやってきて俺様の服を脱がし始めた。
辺境伯の居城にある広間で、呼びつけた小男を睨みつける。
対する小男は両ひざを床につけ平に平にと頭を伏せた。
「全く、教育がなってないぞ」
「それはそれは、大変申し訳ありません。ヨハン様」
両ひざをついたまま平身低頭で揉み手をする小男に向け、ふんと鼻を鳴らす。
こいつの紹介で昨日、一人のメイドを雇ったのだ。
メイドたるもの朝から晩まで俺に奉仕するものだろう。そのために金を払ってやっているのだからな。
家事は家事でこなせ。だが、俺への奉仕も忘れてはならん。
あのメイドときたら、初日だというのに俺の元へ来なかったんだぞ。そのメイドがどうなったかだと? もちろん、追い出してやった。
メイド長にもきつく言っておかねばな。メイド長が男なら鞭打ちでもしてやるんだが、女をいたぶる趣味はない。幸運だったな、メイド長よ。
「それで、次は連れてきたんだろうな?」
「もちろんでございます。ささ、ご覧ください。どの娘も極上でございますぞ」
小男がパンパンと手を叩く。
ゾロゾロと入ってきた女たちはどれも趣味じゃない。中には10代前半にも見える少女まで混じっているじゃないか。
若いといっても限度があるだろ。まるで分っていないな、こいつ。
「明日また連れてこい!」
バーンと机を叩き、立ち上がった俺様は大股でこの場を立ち去るのだった。
全くおもしろくない。おもしろくない。
イライラしながら死んだような目をした門番を威嚇し、城から出る。
「フェンブレン辺境伯の居城へようこそ」
街道に入ったところで、虚ろな目でうわごとのように同じ言葉を繰り返す男の脇を抜ける。
あの男は俺様の命で一日中ああして「我が居城の場所」を告げている。道行く者が我が城のことがわかるようにな。ガハハハハ。
どうだ。俺様の偉大さが分かるか、領民達よ。
「あの男、名前も忘れたが俺への感謝がまるでなっていない」
門番も「我が居城の場所を告げる」役目の男も変えてしまおうか。
ん、何やら騒がしい。俺様が来たというのに何をやっているんだ、領民たちは。
人だかりに近寄ると、ひいいと悲鳴をあげた領民達が善意で道を譲ってくれた。
馬車とその主らしき太った男に彼の取り巻きが、アッシュグレーの髪が美しい少女に何やら言い寄っている。
む、あの女。
いい乳をしておるじゃないか。あの男達はあの女の価値が分からぬのか?
「おい、お前ら」
「何だ、お前は」
言い寄ってきた男を斬り捨ててやろうかと腰の剣に手を当てたところで、太った男がその男を後ろから引っ張る。
勢いよく引っ張られたからか、その男は情けなく尻餅をついた。
替わって太った男が俺の前に立つ。
「こ、これは、フェンブレン辺境伯様」
「おい。この女に臭い息を向けていたな。あれはお前の手下か何かか?」
「従業員でございます」
「躾がなっていない」
「申し訳ありません。あの者は知らなかっただけなのです。どうか、お許しください」
大きく頭を下げた太った男がすっと右手を伸ばす。
彼の指先にキラリと光る何かが見えた。
「ふむ。お前は『分かっている』。お前に免じて、この男の無礼は許そう」
「ありがたき幸せでございます」
きらりと光る銀貨を懐におさめ、改めて問う。
「で、何だ。この騒ぎは」
「この奴隷の娘が大事な壺を割ったのです」
「ふむ? そいつはいかんな」
「そうなのです!」
太った男の言う事はもっともだ。だが、その程度のことで腹を立てるべきじゃあないだろう。
何しろあの女はいい乳をしているからな。
「わ、私は壺を割ってなどいません」
「そうなのか? レディ?」
「はい。馬車にぶつかられただけです」
「ほうほう、と言っておるが、どうなんだ?」
ここはそうだな。やじ馬たちに聞いてみるとしようか。何て素晴らしい発想。さすが天才たる俺様だ。ガハハッハ。
だいたい、腹のでっぱった男よりよい乳をした女の方が信じられるだろ。まあ、余興だ余興。結果は分かっているがね。
「ほら、言ってみろ。俺様の前だ、嘘は許さんぞ」
「奴隷の少女の言う通りでさあ」
近くにいた野次馬を睨みつけると、たじろいたそいつは早口で答えを返す。
ほらみてみろ。俺様の予想通りではないか。
「おい、壺が割れたのではなく、レディと馬車がぶつかったということだが?」
「馬車が大きく揺れたことで壺が割れてしまったのです。その女がいなければ、壺は無事でした」
「ノンノンノン。それは違うぞ。ビール腹。ぶつかられたレディが被害者だろう? お前は馬車をぶつけた。ならば分かるか?」
「領民ならともかく、あの女は奴隷です。善良なる領民の馬車にぶつかるなど」
面倒な奴だな。何が奴隷がうんぬんだ。片腹痛い。
さっき良い答えを返してくれた野次馬を再び睨みつけた。
「おい、お前。この領地の法は何だ? 言ってみろ」
「そ、それは」
言い淀む野次馬へ再度問いかける。
「それは何だ?」
「法とはフェンブレン辺境伯でございます!」
「そうだ。俺様こそ法。俺様が正しいと言えばそれは正しいのだ! なら、俺が今ここで判断してやろう」
胸を反らし高笑いする。
ビシッとビール腹の男を指さし、宣言してやった。
「ぶつけたお前が悪い。女は無実。いいな」
「か、畏まりました」
そそくさと去って行く馬車と太った男たち。
残ったのはいい乳の女と野次馬たちとなった。
「あ、ありがとうございます。フェンブレン辺境伯様」
「ヨハンでいいぞ。女。名は何という」
「キアーラと申します。ヨハン様」
「そうか、キアーラ。丁度いい。お前は今日から俺様のメイドだ」
さすが俺様、足りなくなったメイドを自ら見つけてしまったぞ。
我ながら自分の才覚が恐ろしい。
俺様が宣言してやったというのに、キアーラは両膝をついたまま立ち上がろうともしない。
「どうした? 早く来い。お、そうか。俺様としたことがうっかりしていた。荷物を纏める必要があったな。女はいろいろ荷物が必要なものだ」
「い、いえ。私にはこの指輪しか」
キアーラが豊満な胸元から取り出したるは古ぼけた指輪だった。
しかし、あれでは彼女の指には大きすぎるな。それを後生大事に持っているとは、よくわからん。
手のひらに古ぼけた指輪を乗せ、俺に向け掲げるようにするキアーラ。
「指輪だけじゃ話にならん。行くぞ」
「あ、あの……どこに」
「決まっているだろう。お前の服や身の回りのものを買いに行くのだ。メイド長に選ばせてもいいが、たまには服を選ぶのも悪くはない」
「わ、私は一体どうすれば?」
どうもこうもない。これが男だったら処刑ものだぞ。だが女なら話は別だ。
俺様は紳士だからな。子供だろうが老婆だろうが関係ない。
「お前は俺様のメイド。ならば俺様に付き添うのが今の仕事だ。市街へ行くぞ」
「は、はい」
大股で胸を張り、肩をいからせながら堂々と歩く。その後ろを彼女が小動物のようについてくる。
それにしても俺様が練り歩いているというのに人だかりができんとは恩知らずな領民たちだ。
辺境伯の居城から市場まで多少の距離がある。商人から我が居城に参じるため、市場を訪れるのは久方ぶりだな。
「ふむ。またしても馬車での揉め事か」
やれやれ、またしても法の番人たる俺様の出番か。仕方のない領民たちだな。
今度は乗り合い馬車と客の間で何かあったようだ。お、客の一人になかなかな婦人がいるではないか。
やる気になってきたぞ。
急ぎ駆けだすとキアーラが後ろから俺を呼び止める。
「ヨ、ヨハン様、この辺りは道が」
「ははは。俺様は鍛え方が違うのだ」
カツン。
石畳で舗装されている道に大きな岩でも転がっていたか? 右の足先に何かが引っかかりつんのめるも何とか姿勢を維持する。
さすが俺様!
速度を落とさず姿勢が安定しないまま左足で踏みだすと、つるりと滑り真後ろにひっくり返る。
ドン。
先ほど右足が引っかかった岩に後頭部をしたたかにぶつけてしまう。
石畳の欠片か? 職人たちめ道の整備を怠りよって、呼びつけて……。
そこで俺様の意識が途切れた。
俺様はできる男。治世は順調、官吏たちが自ら進んで取り合うように政務をこなしているのだ。
俺様の人徳ってやつだな。しかし、いくら聖者のようだと噂される俺様とて、我慢ならんことだってある。
天蓋付きのベッドで目覚め、ガシガシと髪をかき舌打ちした。
俺様だぞ、俺様が朝起きて一人とはなんてること。俺様の夜は美女と同衾と決まっているのだ。それが、一人とは……。
「誰か!」
大声で呼びつけると外に控える衛兵が慌てて動き出す足音が聞こえた。
「ヨ、ヨハン様、どうされましたか?」
「どうしたもこうしたもない。俺様が一人で目覚めるなどあってはならぬことだと思わんか?」
「そ、その通りでございます!」
「アレを呼べ。今から着替える」
深々と頭を下げる官吏を怒鳴りつけ、ふんと鼻息荒く立ち上がる。
着替える、という声が聞こえたメイドたちが、着替えを持ってやってきて俺様の服を脱がし始めた。
辺境伯の居城にある広間で、呼びつけた小男を睨みつける。
対する小男は両ひざを床につけ平に平にと頭を伏せた。
「全く、教育がなってないぞ」
「それはそれは、大変申し訳ありません。ヨハン様」
両ひざをついたまま平身低頭で揉み手をする小男に向け、ふんと鼻を鳴らす。
こいつの紹介で昨日、一人のメイドを雇ったのだ。
メイドたるもの朝から晩まで俺に奉仕するものだろう。そのために金を払ってやっているのだからな。
家事は家事でこなせ。だが、俺への奉仕も忘れてはならん。
あのメイドときたら、初日だというのに俺の元へ来なかったんだぞ。そのメイドがどうなったかだと? もちろん、追い出してやった。
メイド長にもきつく言っておかねばな。メイド長が男なら鞭打ちでもしてやるんだが、女をいたぶる趣味はない。幸運だったな、メイド長よ。
「それで、次は連れてきたんだろうな?」
「もちろんでございます。ささ、ご覧ください。どの娘も極上でございますぞ」
小男がパンパンと手を叩く。
ゾロゾロと入ってきた女たちはどれも趣味じゃない。中には10代前半にも見える少女まで混じっているじゃないか。
若いといっても限度があるだろ。まるで分っていないな、こいつ。
「明日また連れてこい!」
バーンと机を叩き、立ち上がった俺様は大股でこの場を立ち去るのだった。
全くおもしろくない。おもしろくない。
イライラしながら死んだような目をした門番を威嚇し、城から出る。
「フェンブレン辺境伯の居城へようこそ」
街道に入ったところで、虚ろな目でうわごとのように同じ言葉を繰り返す男の脇を抜ける。
あの男は俺様の命で一日中ああして「我が居城の場所」を告げている。道行く者が我が城のことがわかるようにな。ガハハハハ。
どうだ。俺様の偉大さが分かるか、領民達よ。
「あの男、名前も忘れたが俺への感謝がまるでなっていない」
門番も「我が居城の場所を告げる」役目の男も変えてしまおうか。
ん、何やら騒がしい。俺様が来たというのに何をやっているんだ、領民たちは。
人だかりに近寄ると、ひいいと悲鳴をあげた領民達が善意で道を譲ってくれた。
馬車とその主らしき太った男に彼の取り巻きが、アッシュグレーの髪が美しい少女に何やら言い寄っている。
む、あの女。
いい乳をしておるじゃないか。あの男達はあの女の価値が分からぬのか?
「おい、お前ら」
「何だ、お前は」
言い寄ってきた男を斬り捨ててやろうかと腰の剣に手を当てたところで、太った男がその男を後ろから引っ張る。
勢いよく引っ張られたからか、その男は情けなく尻餅をついた。
替わって太った男が俺の前に立つ。
「こ、これは、フェンブレン辺境伯様」
「おい。この女に臭い息を向けていたな。あれはお前の手下か何かか?」
「従業員でございます」
「躾がなっていない」
「申し訳ありません。あの者は知らなかっただけなのです。どうか、お許しください」
大きく頭を下げた太った男がすっと右手を伸ばす。
彼の指先にキラリと光る何かが見えた。
「ふむ。お前は『分かっている』。お前に免じて、この男の無礼は許そう」
「ありがたき幸せでございます」
きらりと光る銀貨を懐におさめ、改めて問う。
「で、何だ。この騒ぎは」
「この奴隷の娘が大事な壺を割ったのです」
「ふむ? そいつはいかんな」
「そうなのです!」
太った男の言う事はもっともだ。だが、その程度のことで腹を立てるべきじゃあないだろう。
何しろあの女はいい乳をしているからな。
「わ、私は壺を割ってなどいません」
「そうなのか? レディ?」
「はい。馬車にぶつかられただけです」
「ほうほう、と言っておるが、どうなんだ?」
ここはそうだな。やじ馬たちに聞いてみるとしようか。何て素晴らしい発想。さすが天才たる俺様だ。ガハハッハ。
だいたい、腹のでっぱった男よりよい乳をした女の方が信じられるだろ。まあ、余興だ余興。結果は分かっているがね。
「ほら、言ってみろ。俺様の前だ、嘘は許さんぞ」
「奴隷の少女の言う通りでさあ」
近くにいた野次馬を睨みつけると、たじろいたそいつは早口で答えを返す。
ほらみてみろ。俺様の予想通りではないか。
「おい、壺が割れたのではなく、レディと馬車がぶつかったということだが?」
「馬車が大きく揺れたことで壺が割れてしまったのです。その女がいなければ、壺は無事でした」
「ノンノンノン。それは違うぞ。ビール腹。ぶつかられたレディが被害者だろう? お前は馬車をぶつけた。ならば分かるか?」
「領民ならともかく、あの女は奴隷です。善良なる領民の馬車にぶつかるなど」
面倒な奴だな。何が奴隷がうんぬんだ。片腹痛い。
さっき良い答えを返してくれた野次馬を再び睨みつけた。
「おい、お前。この領地の法は何だ? 言ってみろ」
「そ、それは」
言い淀む野次馬へ再度問いかける。
「それは何だ?」
「法とはフェンブレン辺境伯でございます!」
「そうだ。俺様こそ法。俺様が正しいと言えばそれは正しいのだ! なら、俺が今ここで判断してやろう」
胸を反らし高笑いする。
ビシッとビール腹の男を指さし、宣言してやった。
「ぶつけたお前が悪い。女は無実。いいな」
「か、畏まりました」
そそくさと去って行く馬車と太った男たち。
残ったのはいい乳の女と野次馬たちとなった。
「あ、ありがとうございます。フェンブレン辺境伯様」
「ヨハンでいいぞ。女。名は何という」
「キアーラと申します。ヨハン様」
「そうか、キアーラ。丁度いい。お前は今日から俺様のメイドだ」
さすが俺様、足りなくなったメイドを自ら見つけてしまったぞ。
我ながら自分の才覚が恐ろしい。
俺様が宣言してやったというのに、キアーラは両膝をついたまま立ち上がろうともしない。
「どうした? 早く来い。お、そうか。俺様としたことがうっかりしていた。荷物を纏める必要があったな。女はいろいろ荷物が必要なものだ」
「い、いえ。私にはこの指輪しか」
キアーラが豊満な胸元から取り出したるは古ぼけた指輪だった。
しかし、あれでは彼女の指には大きすぎるな。それを後生大事に持っているとは、よくわからん。
手のひらに古ぼけた指輪を乗せ、俺に向け掲げるようにするキアーラ。
「指輪だけじゃ話にならん。行くぞ」
「あ、あの……どこに」
「決まっているだろう。お前の服や身の回りのものを買いに行くのだ。メイド長に選ばせてもいいが、たまには服を選ぶのも悪くはない」
「わ、私は一体どうすれば?」
どうもこうもない。これが男だったら処刑ものだぞ。だが女なら話は別だ。
俺様は紳士だからな。子供だろうが老婆だろうが関係ない。
「お前は俺様のメイド。ならば俺様に付き添うのが今の仕事だ。市街へ行くぞ」
「は、はい」
大股で胸を張り、肩をいからせながら堂々と歩く。その後ろを彼女が小動物のようについてくる。
それにしても俺様が練り歩いているというのに人だかりができんとは恩知らずな領民たちだ。
辺境伯の居城から市場まで多少の距離がある。商人から我が居城に参じるため、市場を訪れるのは久方ぶりだな。
「ふむ。またしても馬車での揉め事か」
やれやれ、またしても法の番人たる俺様の出番か。仕方のない領民たちだな。
今度は乗り合い馬車と客の間で何かあったようだ。お、客の一人になかなかな婦人がいるではないか。
やる気になってきたぞ。
急ぎ駆けだすとキアーラが後ろから俺を呼び止める。
「ヨ、ヨハン様、この辺りは道が」
「ははは。俺様は鍛え方が違うのだ」
カツン。
石畳で舗装されている道に大きな岩でも転がっていたか? 右の足先に何かが引っかかりつんのめるも何とか姿勢を維持する。
さすが俺様!
速度を落とさず姿勢が安定しないまま左足で踏みだすと、つるりと滑り真後ろにひっくり返る。
ドン。
先ほど右足が引っかかった岩に後頭部をしたたかにぶつけてしまう。
石畳の欠片か? 職人たちめ道の整備を怠りよって、呼びつけて……。
そこで俺様の意識が途切れた。
