君との365日間

「嘘って、なんだと思う?」

ずっと思っていた。嘘をつく人生は面白くないって。嘘まみれな自分と過ごす人は幸せにならないと思っていた。それは自分も。

でも、君と出会ってから過ごした日々は果たしてこれでよかったのかと思えるほど、幸せだった

僕は、見えてないものが多かった

たとえば明るい世界だとか

笑っている子、泣いている子

きっとそこにあったはずの幸せも

きっと見ないふりをしていただけなんだと思う。

目を逸らしていただけで、もっと色のある世界が広がっていたんだと思う。

君は、そんなことにも気づかない自分の手を引っ張ってくれたから

あの日、僕を見つけてくれたから

隣に君がいるこの世界は幸せです。

君と出会ってからの日々は

とても楽しくて

とても苦しくて

とても不思議で。

何よりも、素敵な日々でした。

「……透花へ」

もし今日会えるなら、もう一度、言わせてほしい。

「好きです」

人生の中のちっぽけな一年、たった365日なのに、特別な日々になったから。