11月は終わり、12月に入ったこの頃・・・、卒業式や終業式の前に、学校ではある行事が開催されていた。
「ホームマッチが来たー!!」
「元気だな」
「そりゃあな!1位取るぞ〜!」
「おーー」
「棒読みやめろ」
「・・・去年と全く一緒の会話してるよね?拓海と陽人。」
「まあ、あいつらだなしな」
ホームマッチ
クラス対抗のスポーツ対決。俺達の学校ではバレー、バスケ、サッカー、卓球、クイズ大会の五つの競技で2日に渡り、競い合うイベント。
俺と星奈と陽人は卓球、拓海はサッカー、和真はクイズ大会に出る。まあ、クイズ大会以外は女子と男子の競技は分かれてるから2つ、いや実質3つの中から決まるけど。
「それよりも、遼は和真くんの所に行かないの?」
「和真とは二日目に回る約束をしてるから大丈夫。」
「良いね〜」
「そうだな〜」
「いつの間にいたの?陽人は?」
「先並んだ。10分前だし、お前らもそろそろ並んだ方が良いぞ」
「そうだな、並ぶか」
「うん」
「以上を持ちまして開会式を終わります。姿勢、礼。」
「よし、行くか」
「じゃあな、拓海」
「一応途中まで一緒だけどな??」
「お前が外にいる中、俺達はぬくぬくと話してるから」
「ぶっ飛ばすぞ?」
「最初は5組で次は2組か・・・」
「そのクラスに元卓球部の人とかいる?」
「いる。2組に1人」
「まじか〜」
「まあ、そいつは1番目っぽいから俺と対決だな」
「えっ!じゃあ元卓球部対決ってこと!?」
「そうだな・・・まあ、負けるつもりは一切ないけど」
「さすが元卓球部」
「任せろ」
「おーい!お前らー!」
「拓海!」
「そっちはどうだったんだ?」
「無事勝利」
「おっ!さすが!こっちも無事勝利してきたぞ」
「まあ、まだ一日目だから最終的にどうなるか分からないけどな」
「けど、元卓球部対決の試合は白熱したよな」
「だよね!両者一歩も譲らずって感じでどっちが勝つかドキドキしたよ〜」
「えっ、まじか見たかったわ。あー、最初の時間に試合がなかったらー」
「まじで拓海にも見てほしかったわ。まあ、結局時間切れで、1点差で陽人が勝利したけどな」
「後2分あったら危なかった。」
「うわ!なんか悔しい・・・俺も見たかったーー!!」
そんなこんなで一日目は瞬く間に終わっていった・・・。
ホームマッチ二日目を迎えたその日、俺はすごく困っていた。なぜなら・・・
決戦 3年3組vs3年4組
(嘘だろ・・・)
自分達のクラスと恋人のクラスが対決をすることになってしまったからだ。
クイズ大会は他の競技の中では一番点数が高く、これさえ取れば1位になれるとも言われるほどだ。この学校では学年の中から総合得点が1位のクラスにはおもちゃのトロフィーと金メダルが授与され飾ることができる。去年の先輩はそれらを持ってクラスの集合写真を撮っていた。
正直な気持ち・・・トロフィーを持って和真や星奈達と写真を撮りたい。だから、優勝はしたいと思ってる。
(でも、応援での気持ちだったら自分のクラスより和真なんだよな〜)
そう思ってた時
(あっ・・・目があった)
不意に和真と目が合い
無意識的に胸の前で両こふじを握りしめ、頑張れ!と念を送った。
和真は一瞬驚いてたが、すぐに戻り小さく頷いて返事を返してくれた。
(やった〜。)
喜んでいたのも束の間、すぐに
(あっ・・・やってしまった。ごめん、クラスのみんな、クイズ大会組・・・)
心の中で謝った。
結論から言えば、7対3という3組の圧勝で終わった。
その内の5点を収めた和真曰く、「遼の応援パワーで倍の力を出せた」とこっそり言われ、もう1回クラスのみんなとクイズ大会組に心の中で謝った。
・・・いやだってあれ、和真だけテレビに出てるのかってぐらい早かったし、纏ってた雰囲気も少し違うかったし・・・、本気でやりにいってた顔だったわ・・・。
「遼〜、他の競技見なくて良いのか?」
「見る」
「そうか。どこ見に行く予定とかは?」
「うーん、じゃあバレー!和真はないの?」
「俺は卓球で。」
「・・・午後にあるから」
「了解」
午後の試合では和真に見守られながらも何とか勝ち、卓球組は優勝した。けど、総合得点での優勝は3年3組であり、景品は4組が貰っていった。
「いや〜まさか3組が優勝するなんてな。」
「まあ、クイズもだったがバレーでも勝ってたしな」
「去年は俺らのクラスが優勝だったのに〜」
「まあまあ、仕方ないよ。今年は3組が強かったってことで」
「そうだな・・・。いつまでもメソメソしても良くないし・・・さっさと切り替えますか〜」
「拓海のそういう切り替えの早いところ良いよな〜」
「まあな!俺の長所の一つでもあるからな。」
ガラガラガラ
「遼、一緒に帰ろう。」
「うん!・・・じゃあ、またね。拓海、陽人、星奈!」
「おう!」
「また」
「バイバイ〜」
「あのさ、遼。」
「んっ?どうした?」
「終業式が終わった日・・・」
「デートしないか?」
「えっ?」
「ホームマッチが来たー!!」
「元気だな」
「そりゃあな!1位取るぞ〜!」
「おーー」
「棒読みやめろ」
「・・・去年と全く一緒の会話してるよね?拓海と陽人。」
「まあ、あいつらだなしな」
ホームマッチ
クラス対抗のスポーツ対決。俺達の学校ではバレー、バスケ、サッカー、卓球、クイズ大会の五つの競技で2日に渡り、競い合うイベント。
俺と星奈と陽人は卓球、拓海はサッカー、和真はクイズ大会に出る。まあ、クイズ大会以外は女子と男子の競技は分かれてるから2つ、いや実質3つの中から決まるけど。
「それよりも、遼は和真くんの所に行かないの?」
「和真とは二日目に回る約束をしてるから大丈夫。」
「良いね〜」
「そうだな〜」
「いつの間にいたの?陽人は?」
「先並んだ。10分前だし、お前らもそろそろ並んだ方が良いぞ」
「そうだな、並ぶか」
「うん」
「以上を持ちまして開会式を終わります。姿勢、礼。」
「よし、行くか」
「じゃあな、拓海」
「一応途中まで一緒だけどな??」
「お前が外にいる中、俺達はぬくぬくと話してるから」
「ぶっ飛ばすぞ?」
「最初は5組で次は2組か・・・」
「そのクラスに元卓球部の人とかいる?」
「いる。2組に1人」
「まじか〜」
「まあ、そいつは1番目っぽいから俺と対決だな」
「えっ!じゃあ元卓球部対決ってこと!?」
「そうだな・・・まあ、負けるつもりは一切ないけど」
「さすが元卓球部」
「任せろ」
「おーい!お前らー!」
「拓海!」
「そっちはどうだったんだ?」
「無事勝利」
「おっ!さすが!こっちも無事勝利してきたぞ」
「まあ、まだ一日目だから最終的にどうなるか分からないけどな」
「けど、元卓球部対決の試合は白熱したよな」
「だよね!両者一歩も譲らずって感じでどっちが勝つかドキドキしたよ〜」
「えっ、まじか見たかったわ。あー、最初の時間に試合がなかったらー」
「まじで拓海にも見てほしかったわ。まあ、結局時間切れで、1点差で陽人が勝利したけどな」
「後2分あったら危なかった。」
「うわ!なんか悔しい・・・俺も見たかったーー!!」
そんなこんなで一日目は瞬く間に終わっていった・・・。
ホームマッチ二日目を迎えたその日、俺はすごく困っていた。なぜなら・・・
決戦 3年3組vs3年4組
(嘘だろ・・・)
自分達のクラスと恋人のクラスが対決をすることになってしまったからだ。
クイズ大会は他の競技の中では一番点数が高く、これさえ取れば1位になれるとも言われるほどだ。この学校では学年の中から総合得点が1位のクラスにはおもちゃのトロフィーと金メダルが授与され飾ることができる。去年の先輩はそれらを持ってクラスの集合写真を撮っていた。
正直な気持ち・・・トロフィーを持って和真や星奈達と写真を撮りたい。だから、優勝はしたいと思ってる。
(でも、応援での気持ちだったら自分のクラスより和真なんだよな〜)
そう思ってた時
(あっ・・・目があった)
不意に和真と目が合い
無意識的に胸の前で両こふじを握りしめ、頑張れ!と念を送った。
和真は一瞬驚いてたが、すぐに戻り小さく頷いて返事を返してくれた。
(やった〜。)
喜んでいたのも束の間、すぐに
(あっ・・・やってしまった。ごめん、クラスのみんな、クイズ大会組・・・)
心の中で謝った。
結論から言えば、7対3という3組の圧勝で終わった。
その内の5点を収めた和真曰く、「遼の応援パワーで倍の力を出せた」とこっそり言われ、もう1回クラスのみんなとクイズ大会組に心の中で謝った。
・・・いやだってあれ、和真だけテレビに出てるのかってぐらい早かったし、纏ってた雰囲気も少し違うかったし・・・、本気でやりにいってた顔だったわ・・・。
「遼〜、他の競技見なくて良いのか?」
「見る」
「そうか。どこ見に行く予定とかは?」
「うーん、じゃあバレー!和真はないの?」
「俺は卓球で。」
「・・・午後にあるから」
「了解」
午後の試合では和真に見守られながらも何とか勝ち、卓球組は優勝した。けど、総合得点での優勝は3年3組であり、景品は4組が貰っていった。
「いや〜まさか3組が優勝するなんてな。」
「まあ、クイズもだったがバレーでも勝ってたしな」
「去年は俺らのクラスが優勝だったのに〜」
「まあまあ、仕方ないよ。今年は3組が強かったってことで」
「そうだな・・・。いつまでもメソメソしても良くないし・・・さっさと切り替えますか〜」
「拓海のそういう切り替えの早いところ良いよな〜」
「まあな!俺の長所の一つでもあるからな。」
ガラガラガラ
「遼、一緒に帰ろう。」
「うん!・・・じゃあ、またね。拓海、陽人、星奈!」
「おう!」
「また」
「バイバイ〜」
「あのさ、遼。」
「んっ?どうした?」
「終業式が終わった日・・・」
「デートしないか?」
「えっ?」
