僕らフラれた受け同士


「ちょっと先生~、気が早すぎだって~!」


「もう文化祭の話かよー!」


生徒達の当然のツッコミにドッと笑いが起こる教室。

それを見渡した先生が上下に頷きながら両腕を組んだ。


「その反応は分かるが、今年の文化祭は今までより規模を拡大して行う事になってな!各学年、この時期から気合いを入れて取り組む事になったんだ」


先生の説明によると、前々から一部の生徒からの要望として“文化祭をもっと盛り上げたい”といった声があったらしい。

それにより遂に重い腰を上げた校長先生がこの大規模な文化祭を計画したという。

すでに有名アイドルグループを呼ぶ事がきまっていて、文化祭の終わりには打ち上げ花火を上げてフィナーレを飾る。

そんな豪華な話に僕らの目が輝いた。


「売り上げ1位になったクラスには特別に、校長先生のポケットマネーで焼き肉食べ放題だからな!一致団結して絶対に勝つぞ、三年三組!」


『おおー!』


興奮に包まれたホームルームが終わる。

今日は全クラス、一時限目は文化祭の出し物について話し合いの時間が設けられているらしい。

それだけ先生達の熱意も高いという事なんだろうか。

僕達は引き続き、そのまま全員で話し合いを始めた。


「早速だが、やりたい出し物はあるかー?」


「はい!」


吉元先生の問いかけに、僕は真っ先に手を上げる。