キーン、コーン、カーン、コーン…
待ちに待った昼休み。
いつも通り、ひとり家庭科室でご飯を…
「なーなー!カイトとお前って結局どういう関係なん?」
「そうそう!私も気になって〜…」
「え、あ、あはは…」
もう朝からずっとこんな感じだ。
頼むから昼休みくらいひとりにさせてくれ…
「あ、いつきくーん!まだいる〜?」
グッドタイミングで早瀬くんが教室にやってきた。
席から離れられない僕は彼に助けを求めるため、
「た、す、け、て」と口パクで伝えてみる。
早瀬くんは意図を汲み取ってくれたのか嬉しそうにニヤッとし、僕の方に来てくれた。
「ちょっとごめん通らせて〜ごめんね〜」
「あ!え!!か、海都くんじゃん!ねぇあのさ今度…」
「あーごめんね、お昼、今日一輝くんと食べる約束してるからさ、連れて行っちゃうね」
そう言い終わる前に早瀬くんは僕の手とカバンを取り、
2人一緒に教室を抜け出した。
そのまま家庭科室に連れて行かれた僕はいつものように椅子を用意し、座る。
「あ、ありがとう。早瀬くん。」
「いーよいーよ。てかほぼ俺のせいっぽいし。なんかごめんね?」
「ううん…ってあれ、なんでここに連れてきたの?」
「ん?だってお昼は…」
「お昼、ここで食べてるって、言ってた…っけ」
「あ、っいや…うーん…」
いつもと違う雰囲気で、僕の方を早瀬くんは見つめる。
「も、もしかして、ストーカー…してると、か!?」
「いやいや!違う違う!確かにめちゃくちゃそれっぽいけど誤解!」
「じゃ、じゃあなんで…」
「ここさ、窓の向こう、すぐそこ陸上部の練習場所じゃん?」
「う、うん。そうみたいだね。」
「お昼の時間、俺飯そこで食ってすぐ練習してんの。その時さ、いつもここでご飯食べてるいつきくんがいるのを知ってたの。だからここで今日も食べるのかなって…」
1年以上ここでご飯食べてるけど気づかなかった…
いつもイヤホンしてるし、窓の方はあんまり見なかったし…
「そ、そうなんだ…」
「お昼はひとりがいい、よね?ごめんね。あ、教室帰る時教えて、そこで練習してるからまた一緒に帰れば…」
「い、いや…きょ、今日、は…ここで食べ、ない?一緒に…」
「えっ…」
「あ、い、嫌なら…」
反射的に変なこと言ってしまい、
弁解のため、早瀬くんの方をちゃんと向いて…
早瀬くんは赤面していた。
耳まで真っ赤だ。
そしてなんだか嬉しそうに笑っていた。
お昼の時間、騒がしい廊下とは対照的にいつも静かなはずの家庭科室。
静かなはずなのに。
ずっと胸がドキドキと鼓動をしている。
とてもうるさい。
「いつきくんが、いいなら一緒に食べたい、です」
早瀬くんらしくなく、目が泳ぎまくってる。
相変わらず顔は真っ赤なままだ。
「け、敬語。禁止だよ。」
「あ、え、俺、敬語使ってた?えへへ、ごめん。」
明確な質問、明確な回答、明確な行動がなくても何となくその感情に勘付いてきた。
僕も早瀬くんとお揃いのものをまだまだ持っているかもしれないということを。
待ちに待った昼休み。
いつも通り、ひとり家庭科室でご飯を…
「なーなー!カイトとお前って結局どういう関係なん?」
「そうそう!私も気になって〜…」
「え、あ、あはは…」
もう朝からずっとこんな感じだ。
頼むから昼休みくらいひとりにさせてくれ…
「あ、いつきくーん!まだいる〜?」
グッドタイミングで早瀬くんが教室にやってきた。
席から離れられない僕は彼に助けを求めるため、
「た、す、け、て」と口パクで伝えてみる。
早瀬くんは意図を汲み取ってくれたのか嬉しそうにニヤッとし、僕の方に来てくれた。
「ちょっとごめん通らせて〜ごめんね〜」
「あ!え!!か、海都くんじゃん!ねぇあのさ今度…」
「あーごめんね、お昼、今日一輝くんと食べる約束してるからさ、連れて行っちゃうね」
そう言い終わる前に早瀬くんは僕の手とカバンを取り、
2人一緒に教室を抜け出した。
そのまま家庭科室に連れて行かれた僕はいつものように椅子を用意し、座る。
「あ、ありがとう。早瀬くん。」
「いーよいーよ。てかほぼ俺のせいっぽいし。なんかごめんね?」
「ううん…ってあれ、なんでここに連れてきたの?」
「ん?だってお昼は…」
「お昼、ここで食べてるって、言ってた…っけ」
「あ、っいや…うーん…」
いつもと違う雰囲気で、僕の方を早瀬くんは見つめる。
「も、もしかして、ストーカー…してると、か!?」
「いやいや!違う違う!確かにめちゃくちゃそれっぽいけど誤解!」
「じゃ、じゃあなんで…」
「ここさ、窓の向こう、すぐそこ陸上部の練習場所じゃん?」
「う、うん。そうみたいだね。」
「お昼の時間、俺飯そこで食ってすぐ練習してんの。その時さ、いつもここでご飯食べてるいつきくんがいるのを知ってたの。だからここで今日も食べるのかなって…」
1年以上ここでご飯食べてるけど気づかなかった…
いつもイヤホンしてるし、窓の方はあんまり見なかったし…
「そ、そうなんだ…」
「お昼はひとりがいい、よね?ごめんね。あ、教室帰る時教えて、そこで練習してるからまた一緒に帰れば…」
「い、いや…きょ、今日、は…ここで食べ、ない?一緒に…」
「えっ…」
「あ、い、嫌なら…」
反射的に変なこと言ってしまい、
弁解のため、早瀬くんの方をちゃんと向いて…
早瀬くんは赤面していた。
耳まで真っ赤だ。
そしてなんだか嬉しそうに笑っていた。
お昼の時間、騒がしい廊下とは対照的にいつも静かなはずの家庭科室。
静かなはずなのに。
ずっと胸がドキドキと鼓動をしている。
とてもうるさい。
「いつきくんが、いいなら一緒に食べたい、です」
早瀬くんらしくなく、目が泳ぎまくってる。
相変わらず顔は真っ赤なままだ。
「け、敬語。禁止だよ。」
「あ、え、俺、敬語使ってた?えへへ、ごめん。」
明確な質問、明確な回答、明確な行動がなくても何となくその感情に勘付いてきた。
僕も早瀬くんとお揃いのものをまだまだ持っているかもしれないということを。
