25時の負け組

2014年5月、私は生まれた。


私が生まれてから父親はすぐ蒸発した。

私の記憶にも残らないまま、私との思い出もつくらないまま、あの人は消えた。まあ、どーでもいいけど。

私は長瀬美希、そこら中にいる普通の一般人だ。

2020年私は小学生になった。今思い返せばここが1番楽しかったかも、と思ってしまう。1年2年3年。ここまでが私の人生の一番の思い出。私は4年生の時、転校をした。理由は今でもよく分からない。あの時は、虐められていた学校から抜け出せてよかったと思っていた、あんな生活が始まるまでは。