自称スパダリなモラハラ幼馴染みが溺愛してくる件

ガタガタという物音が薄い壁を隔てて、和の耳に届く。
清潔だが、そこまで広くない個室は快適で、こんな状況にも関わらず和の眠気を誘った。
個室というプライベートが確保された状況では、外にある他人の気配など和には右から左に流れる簡単なBGMとしてしか機能しない。

ここは、駅に近いビジネスホテルだ。
つまり、寿一の家ともだいぶ近いホテルだ。

パチンコでそれなりに勝った和は真っ直ぐには帰宅せず、コンビニで下着とTシャツ、しばらく分の食料を購入して、ここに籠った。
理由は帰りたくないからだ。

いつも寝ているものよりだいぶ小さめなベッドに大の字で横になりながら、これからどうするかを考える。

二日分は宿泊予約を取ってから、ここにチェックインした。
それ以上は和の懐が痛む。
期限内にこのもやもやをどうにかしなければならない。

時刻は午後二十一時。
本来なら、今日はハンバーグを食べている時間だったはずだ。
家を出る際に寿一が「今日はハンバーグにするから早く帰って来いよ」なんて言っていたのを思い出す。

一緒に住んではいるが、寿一は和の行動を狭めなかった。
何も禁止にはしないし、報告も欲しがらない。

どうせ、持たされている寿一名義で契約されているスマホにはGPSでも入っているのだろう。
だとしたら、心配もしないはずだ。
寿一のことだから「和はどうせ一回は家出すると思ってたし~」だなんて、言いそうだな、そう思っている。

想像したら腹が立ってきてしまった。
和は上体を起こし、設置されている小さな冷蔵庫から買ってきた弁当を取り出し、温める。

外からは、パタパタと雨がどこかへ当たる音がしていた。
やはり、この時期は雨が多い。
幸い、この部屋は入った瞬間から冷房を聞かせているため、湿気とも縁はない。

食べて、風呂に入って、眠ろう。
そうしたらきっと、明日にはいい考えが浮かぶはずだ。

温まった弁当を電子レンジから取り出し、雨の音と隣の部屋からの物音しかしない空間で腹を満たす。

久しぶりの沈黙の中の夕飯だった。

◇◆

ヴーヴーヴー、という連続したバイブ音で和の意識は強制浮上させられた。
窓を叩きつける雨音は就寝前よりも酷くなっており、照明を消した暗闇でも外の転機の悪さが伺える。
寝起きで霞む目を必死に開き、枕元にあったスマホを手に取る。

長くバイブを続けていたのは電話だったらしい。
画面には「寿一」の文字があり、和はスマホを足元へと放り投げて再び枕に沈んだ。

スマホは暫くうるさく鳴っていたが、少しすると止まった。
ようやく諦めたのか、そう思ったが、また次の瞬間には震えだす。

無視を決め込み、どれくらいたっただろうか。
切れては鳴り、切れては鳴り、それは和の意識を完全に覚醒させ、苛立ちだけが募る。
先ほど、ちらりと時刻を見たが、午前一時だ。
まだ和が眠りについてから一時間と少ししか経っていないというのに。

鳴り続けるスマホを取り、電話に出る。

「うっるせぇ! 何時だと思ってんだ!」

だいぶデカい叫び声が出た。
だが、スマホの向こうから聞こえた声は小さく、底冷えするような不機嫌さだった。

「外泊は許可してない。――誰といる」

寿一の問いを理解するのに和は数秒かかった。
そして、口を開こうとした瞬間、ガチャリと言う音とともに照明が付けられた。

「は――」
宿泊しているホテルに許可なく誰かが入ってくることなんて想定していない和はスマホを耳に当てながらポカンと目の前に立つ人間を見た。
そこに立っていたのは、ホテルの従業員と思われる男と、不機嫌そうな寿一だった。

「お前が電話に出ないせいで、また体調が悪くなったのかと思っただろ。ホテル側にも迷惑かけて」

和を目に入れた一瞬は殺人鬼のような形相をしていたくせに、急に心配で仕方なかったんだぞ、とでも言わんばかりの表情と声音になる。
口を半開きにさせたまま状況を理解できない和の目の前で寿一と従業員が何やら会話している。

会話から予測するに寿一は人芝居打ったらしい。
約束していた友人と連絡がつかず、待ち合わせ場所にも現れない。
体が弱い奴だから、倒れているかもしれないから中に入らせてほしい、とでも言ったのだろう。
ご迷惑をおかけしました、と謝罪まで懇切丁寧に迫真の演技である。
小説を書くより役者にでもなったほうがいい。


ほっとした様子の従業員が寿一の謝罪に「いえいえ、ご無事で何よりです」と言って、部屋を出ていく。
パタン、と入口の扉が閉まる音と同時に、今までの柔和な笑みが嘘のように冷え切った真顔が和を見る。

「荷物まとめろ」

「は?」

「帰るぞ」

淡々と命令のような、それらに和は再び苛立った。
二泊のために一万五千円を払ったのに、帰るとはどういうことだ。

「……二泊もホテル取って何するつもりだったんだ。しかも、家からこんな近場に」

「待て。……なんで、ここが分か――」

「いいから、帰るぞ。帰ってから話せばいいだろ」

百九十近い男に見下ろされ、凄まれるのは腹立たしい。
あと三十センチ縮め! そうしたら和の方が定規一本分は優位に立てるのに。

ベッドの上で自分を睨んだまま動かない和にしびれを切らした寿一が、その辺に散らかっていた和の持ち物を持っていたバッグと袋に仕分けしていく。
食べ終えた弁当殻、飲み干したペットボトル、新しい下着の入っていた袋、風呂に入る前までは着ていた下着や服。
ぽいぽい、と手際よく仕分けされ、必要なものだけが入ったバッグを担ぎなおし、和にズボンを投げつけてくる。

「早く、帰るよ」

和の言い分など、何も聞く気のない寿一に言いたいことが募って、上手く言葉にならずに消えていく。
寿一に怯んでいるわけでも、後悔しているわけでも、反省しているわけでもないのに、いつだって肝心の言葉は出てこない。

全く動かない和に寿一が掛け布団をはいだ。
寝巻がなかったため、新品のTシャツと下着のみを着用していたため、掛け布団が剥がされた途端にひんやりと足元が冷えていく。

「自分で履けないなら、履かせてやるけど?」

全く表情を変えないまま、投げつけてきたズボンを履かせようとしてくる。
和は寿一の手からズボンを奪い取り、無言で身に着け、素足に靴を履く。
帰らないという選択肢は残っていなかった。
きっと、寿一があと三十センチ小さいか、和があと三十センチ大きければ、その選択肢は選択可能だったのに。
今の和が、それを選択したところで荷物のように運ばれて終わりだ。

悔しい。
一人で、ホテルで、悠々自適で、そんな幸せを味わっていたはずなのに、どうしてこんなにも惨めなのだろうか。
やはり、寿一の存在は和を惨めにする。

部屋を出て、フロントで勝手にカギを返され、余所行きのニコニコとした寿一の横顔を見ながら、憎しみが溜まっていく。
何が「本当にお騒がせしました」だ。
ふざけるな。

そうやって、和をよく分からない人間に仕立て上げて、孤立させて、やはり寿一はクソみたいな男だ。
いつものこと、そう思うには七年という長い時間が空きすぎた。
久しぶりの、周囲が敵になっていくような感覚に、みっともなくも泣きたくなった。

奥歯を噛みしめ、一言も発さぬまま寿一に腕を引かれて歩く。
ホテルを出ると案の定、土砂降りだった。

降りつける雨粒が、アスファルトに叩きつけられ、和の膝まで雫を飛ばす。
そんな雨の中、寿一が大きめの傘をさし、和を引き寄せ、引きずるようにして歩く。
とても歩きにくいが、濡れないようにしてくれていることだけは分かる。
傘は、和の方にばかり傾き、寿一の反対側の肩はきっと大変なことになっているだろう。

漏れそうになる息を噛み殺して、和は知らないふりをした。
寿一のそういう所が嫌いなのだ。大っ嫌いだ。

数百メートルの距離を二人でそうやって歩いて、寿一のマンションに辿り着いたころには和の靴は浸水し、ジーンズも膝下は完全にやられていた。
和の上半身も膝から上も無事なのに、エレベーター内では足元に水たまりができている。

だんまりのままエレベーターを八階で降り、角部屋に入る。
玄関は照明がつけっぱなしだった。

「風呂入ってこい。濡れただろ?」

先ほどよりも若干、機嫌が元に戻りつつある寿一の声音に無意識にほっとしている自分に気付いてしまい、胸糞悪い。

「……さっき、入ったから着替えるだけでいい」

「汚いから風呂入ってこい」

有無を言わせぬ、その声にムッとしながらも従ってしまう自分が嫌だった。
玄関で浸水した靴を脱ぎ、小さな抵抗と思いながら、バスルームまでの道のりを水浸しにしてやる。
あとで寿一が拭けばいい。
こんなことしか出来ない自分が情けないが、後始末をしている寿一を想像すると、ほんの少しだけ留飲が下がるので良しとする。

脱衣所で服を脱ぎ散らかす。
もちろん、水を吸って重くなったジーンズは一番下に置いておく。
ここも濡れてしまえ。

自分がどれだけ小さいことをしているかは理解している。
みっともない、かっこ悪い、そう言いたければ言えばいい。
けれど、これは和にとってできる唯一の報復である。

ぼんやりとしながらシャワーを浴びる。
お湯が雨のせいで冷えた体を温め、目元にはじんわりと眠気が戻ってきた。
慣れないシャンプーの匂いをいつものシャンプーで上書きをして、和はこれから起こる面倒な未来にそっと溜息を吐いた。

◇◆

いつもより少しだけ照明を落とされたリビング。
温かいゆず茶を飲みながら、和はソファで髪を乾かされていた。
あれだけブチギレていたのに、甲斐甲斐しいもんだ、と鼻で笑いつつも感心してしまう。

まぁ、自分の切り替えの早さにも自嘲するしかないのだが。
和はいつだって、寿一に惨めにされる。
屈辱で、しんどくて、何度悔し涙を流したか知れない。
けれど、その一時間後くらいには「いつも」に戻れるほど、図太いと自分を評している。

きっと、それは和にとっての生存戦略なのだ。
そうじゃなければ、確実に病んでいた。

と、ドライヤーの音が消え、乱れた髪型を静かに寿一が整えてくる。
風呂上がりのケア完了の合図だ。

今日がいつも通りではなくても、今日の終わりの合図は変わらない。
そのいつも通りにならい、和は寝室へと移動しようとゆず茶をテーブルに置き、立ち上がろうと腰を浮かせた。
しかし、和の尻はすぐさまソファの柔らかな感触に沈んだ。

体には寿一の腕が巻き付き、肩口に顔が埋められ、一瞬で和の思考が停止する。
寿一は図々しいし、和に意見なんて聞きやしない。
けれど、触れてくることはあまりなかった。

初日のキスと先日の押し倒されてのキス。
それ以外には座っていると少しだけ肩に体重をかけてきたり、髪に触れたり、化粧水を塗るために顔に触れたり、そういう小さなものだった。
恋人だと言っておきながら、寿一からの触れ合いなどキス以外は本当に些細なものだ。
そして、抱きしめられるなんて言う行為は割と初めてではないだろうか。

「……ハンバーグにするって言っただろ。何で帰ってこないんだよ」

先ほどの底冷えするような声とは対照的な不貞腐れたような声。
今にも泣き出しそうな湿度を含んだその声に和の心の奥底から「歓喜」の感情がひょっこりと顔を出している。

「家から徒歩五分のホテルに泊まるってバカじゃん」

「一人になりたいことなんて、誰にでもあるだろ。この家はお前がいて、休まらないんだよ。それくらい分かるだろ」

「分かるわけない。おれは和といて、いつだって嬉しいのに。たまに日中、パチンコに行かないで、家にいるときも……、仕事部屋におれが籠ってる時も、家の中にお前がいるってだけで嬉しいのに」

完璧なはずの寿一。
完璧なはずなのに、相手を選び間違えた感が半端ないな、と寿一へなのか、自分へなのか分からない嘲笑が漏れる。

和と寿一は明らかに相手に求めていることが違うのだ。
寿一はきっと、相手とずっと一緒にいたいタイプなのだ。
べたべたとくっついて、感情を預け合って、そんな生活を望んでいる。
横暴なように見えて、ぎりぎりのラインで和を尊重している。
それを、和は理解している。

寿一が和をモノみたいに扱うクズならば、和だって寿一を純粋に憎めたのに。
憎ませてもくれず、この二十一年間、ずっと不要な悩みを抱えさせてくる。

嫌なやつでいてほしいのに、そうしてくれない。
親に諦められるのは、だいぶ昔に自分の中で折り合いがついていた。
幼い和にそれが出来たのは、寿一がいたからだ。

「……お前なんて、嫌いだ。いい加減、分かれよ……。お前は自分を嫌ってる人間にこんなことしてんだぞ。ふざけんなよ……。自分の価値を分かる女にしろよ……」

和の胴に回された腕の力が増す。
肺が圧迫され、息苦しい。

「嘘だ。和がおれを嫌いなんて、嘘だ」

「嘘じゃな――っ、くるし……」

ミシっとあばらが嫌な音を立てたような気がした。

「嫌いって言うな……。和がおれのとなりにいて惨めに感じるのはおれのせいじゃない。お前の自己肯定感が低いせいだし、お前の親のせいだ。……なのに、なんでおれにそんなしわ寄せがくるんだ……」

弱々しい、なんな訴えに腹立たしさと後ろめたさが同時に襲ってくる。
本当にそうだと思う。
寿一は言い方と上からの行動さえなければ――いや、和以外の人間に対してはどこまでも善人だ。

一日に一回は善行を積んでいるのではないか、と思えるほど。
横断歩道にお年寄りがいたら一緒に渡ってあげるし、子供が困っていたら不審者に間違われそうでも耳を傾けてあげる、友人が困っていると、相手が申し訳ないな、と思う隙さえ潰して行動する。
だというのに、和に対してはいつだって、支配的で独善的で口も悪い。

そして、それを受け止める和も寿一の言ったように自己肯定感がうまく育っていない。
それは、直接的には寿一のせいではないのだ。

けれど、全くの無関係なわけではない。

「お前、……俺が出来ないと嬉しそうじゃん。できない俺から奪って、やって見せて、……いつだって、褒められるのはお前じゃん。お前は俺のためにしたって言うけど、周りはどう見てるよ。できるお前しか見てないだろ。そして、できない俺が憐れまれるんだ。……お前を嫌わない要素がどこにあるんだ」

「和はいつも、周りを気にしすぎる。そんなに他人の評価が大事か? お前の価値も分からないのに。……お前が出来ないからおれがやる。それは、お前から引き継いだから、結局お前の功績だろ。できなくたっていいじゃん。おれは、できない和が好きだ。……できなくたって、おれがすればいいだろ。なぁ、おれがいるじゃん」

他人の評価を気にしないでいられるのは、寿一がなんでもできるからだ。
いつだって、他人からため息を吐かれて諦められている人間に同じようなことができるなんて思わないでほしかった。

「何で和はおれのせいにしたがるんだ……っ」

「お前のせいじゃん! お前と会わなければ、こんなに比較されて来なかったかもしれない! できなくたって、こんなに惨めな気持ちにならなかったかもしれない! なのに!」

お前が善良な顔して俺の隣にいるから、と小さく零れた恨みの言葉。
もっと、自分勝手ならよかったのに。

「なんで、お前なんて……好きにならないといけないんだ。……気持ち悪いだろ……。なんで、こんなに惨めにしてくるやつを……っ、俺の人生壊したくせに」

寿一に対するものを和はきちんと「恋」だと理解している。
理解していても、それを口に出すというのは、認めるということだった。

理解と認知は全く別物だ。
和はこれをずっと、七年も認知できないでいる。

「……和は……、なんで、……そんなに他責なんだ。なんで、今からでもちゃんとしようとも思わないんだ。……お前の価値を理解しない、おばさんもおじさんも、もうお前の人生にはいないのに……。それを、苦しいと思ってないくせに、なんで自分で立とうとはしないんだ」

珍しく言いづらそうに、けれど、的確に和の一番いやな部分をついてくる寿一。
顔面を強打されたかのように鼻の奥がつまり、呼吸が止まる。

「……っ」

「それが楽だからだろ。そういう生き方しかしてこなかったから、新しいことが怖いんだろ。――なら、おれのせいでいいから、お前がおれを好きになったのは、おれのせいでいいんだから、おれから逃げるなよ。……和が言うように、おれは和といるために、苦労するから……」

やっぱり、寿一は和に対してだけどうしても言葉を選べないらしい。
和は腹立たしい気持ちと、心底救われてしまったような気持ちになる。
寿一のことが嫌いで――好きで、それが叶えられてしまいそうな現状に吐き気がする。

「……っ、お前……、バカだろ。なんで、……告白するときに相手を抉るんだよ。……なんで、俺が一番言われたくないところを刺してくんだよ……。バカじゃん。嫌いだって言われるに決まってんじゃん」

「和はいつも、おれがお前に酷いことを言うって言うけど、事実だろ。……そして、それがおれがお前の好きなところなんだから、仕方ないじゃん。……何で分かんないの。……おれは、お前のダメなところが好きって言ってるのに……。おれが言う、和のダメなところはおれの好きなところなのに」

教えてやってんのに、と。
馬鹿すぎて頭が痛い。ダメなところをぶつけられて、そこを好かれているなんてどう思えるんだ。

和はもう、何を言う気もなかった。
ただ、疲れてしまった。

叶えたくもない想いを勝手に成就させられて、もう、和には寿一を拒む力も言い訳も残っていない。
背後で、和を抱きしめながらしくしくと泣いている男に対して抱くのは優越感とある種の所有欲のようなものだった。
いつだってニコニコとしている寿一。
この男の表情を変えさせることができるのは和しかいないのだ。

これから、和のために苦労して、苦しんで、潰れてしまえばいい。
なんでもそつなくこなしてしまう寿一が潰れることなんてないのかもしれない。
けれど、願うのは自由だ。

和はようやく少しだけ寿一の腕の中で力を抜いた。
そうして、初めて寿一に対して体重を預けた。

それに気づいた寿一が息を飲み、声を噛み殺したまま、痛いほどに抱きしめてきてた腕から力を抜き、優しく、けれど逃げられないように抱きしめなおしてくる。

粘膜接触も、肌の触れ合いも、他人との接触が全て嫌いな和だが、どうやったって寿一だけは別らしい。
そのことに自嘲を漏らしつつ、今日だけは目を瞑った。

睡魔のせいで判断がおかしくなったのかもしれない。
明日の朝には自分の行動に頭を抱えるかもしれない。

けれど、もうどうでもいいのだ。
自分の行動に後悔するなんて、和にとって日常茶飯事なのだから。