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私、風見 日向子(カザミ ヒナコ)は、きっと最高に幸せな人生を歩んだと思う。
私の生まれは人の子と等しくして自然に出てきたのか、帝王だったのかを知らないのは、幼くして両親が事故で他界したからだろう。
両親のことをなにも知らないまま、物心のついた頃からおばあちゃんと一緒だったのは、ある意味で不幸中の幸いだったと思う。
しかし、物心がつけば当然のように、どうして私には、みんなと違って両親がいないのか?
とても小さな小さな私にとって、素朴ながらも大きな疑問に思っていたけれど、愛情深く、大切に育ててくれたおばあちゃんの優しさを前にして、私はなにも聞かず、知らなくてもいいこともある……そう言い聞かせて自己完結したまま時が流れていった。
全て自己完結、自己解決で片付けがちな私は、どこか達観していると言うのか、斜に構えた見方をしているのは、両親と同じくしていつ、いつか、命の終わりがあることを現実として、重く受け止めているからであろう。
私には私を愛してくれるおばあちゃんがいるものの、永遠に続くかと思われた蜜月の日々もいつかは終わる。
そんな現実を知っているからこそ、幼くして自分の人生を楽しむために好奇心の赴くがまま、私は理不尽な世の中の仕組みを知りたくなり、いずれ一人で生きていくことを考えながら日々を過ごしたことで、同年代と価値観が合わなかったのはいうまでもない。
おかげで私は自然と孤立するがままに、快適なボッチライフを歩んでいたんだけどね——————。
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