『優里ちゃんママ、明後日のママ友の会のお店、まだ取れていないのよ。どこか適当なお店を取っておいてくれる?』
『分かりました。だったら、三丁目にあるお刺身のお店はどうですか?あそこの刺身はとても美味しくて――』
『…ハァ?私は魚アレルギーよ!私を殺す気!?』
『え、えぇっ!すみませんっ!!私、なにも知らずに……っ!』
『気分を損ねたわ。それに、刺身ってアニキサスが入っている可能性もあるじゃない。魚アレルギーじゃなくてもそんなの嫌だわ。全く……配慮が足りていないんだから』
お母さんが、さっきまでおままごとをしていた友達のお母さんとなにやら話をしていた。
内容までは意味が分からなかったものの、友達のお母さんが怒っているのは口調や雰囲気からなんとなく察したのは覚えている。

