あおむけになり、飛び出るほどに目を見開いて亡くなった神谷サラから私――白崎優里は思わず視線を外した。
影宮すみれ、津島純と亡くなっていったから、このゲームはカーストの低い者から挙手されていくのかと思っていた。
だからサラが自ら死を選んだのは、だれも予想できない出来事だったと思う。
「みんな、ゲーム続けるよ!元の位置に戻って」
すると、岩間葉音が声を大にしてそう呼びかける。
その言葉1つで、みんなは蜘蛛の子を散らしたように窓から離れた。
もうみんなにとって、サラの死はどうでもいいのかな……?
そう思いながらも、みんなに合わせて窓から離れる私は最低だ。
元々、サラは一軍だったけれどあまり好かれていなかった。
原因は言わずもがな、自分は神だという普通とはちょっとかけ離れている言動が中二病みたいだから。
ただ妄想が行き過ぎただけなのが、本当に中二病だったのかは本人が亡くなった今となっては分からない。
それでもサラは明るい性格で、このゲームでも机などを運ぼうと呼びかけてくれたりしてくれたからずっと葬式のような空気にならずに済んだのは事実。
中二病とか以前に、私はサラの明るさが好きだった。
けれど、みんなにとっては違うのだろうか。

