すみれは声も上げずに電流を浴びせられ、即死した。
電流は止んだものの、うつぶせに倒れてピクリとも動かないその姿に、私はへなへなと床に座り込んでいた。
……私が、すみれを指差ししたせいで。
一軍でこのゲームを仕切っている岩間葉音が怖くて、すみれよりも自分の保身を選んでしまったせいで。
すみれは、死んでしまったのだ。
次々と頬を伝う涙を拭うことなく、私は彼女の遺体を直視できなくて目を瞑った。
本物だと証明されたこのデスゲームは、最後の1人になるまで続く。
けれど、私が生き残れるなんてことは、ない。
なぜなら私は、すみれの次にカーストが低い人間だから。
次は私の番。
葉音が考えていることなんてお見通しだ。
なぜなら……葉音こそがこのクラスのカーストを作った本人で、1番カーストに執着している人間だから。
しかし、現実逃避のように記憶を掘り返す。
私――津島純と亡くなった影宮すみれが、天国と地獄の両方を味わった記憶を。

